松尾の日常・所感

デジタルマーケティングラボ(DML)の改善について、つらつら書いてきます

どうも、Webマーケター兼中小企業診断士のトーマツです。

いつも当ブログをご愛顧いただきありがとうございます(診断士2次試験ぶりに愛顧を使いましたw)。

本記事では筆者が運営する中小企業診断士向け研究会(デジタルマーケティングラボ)について、所感をつらつら書いていこうと思います。

体系だったお役立ち情報ではありませんが、診断士向けコミュニティを作りたい・運営したいという方はぜひ参考にしてみてください

デジタルマーケティングラボ(DML)の改善について、つらつら書いてきます

先日、筆者が運営しているデジタルマーケティングラボ(DML)の事務局ミーティングを開催しました。

開催理由は当たり前ですが研究会をもっと良くしたいからです。

昨年末から「どうやったら研究会がもっと良くなるか?」を1人でこねこね考えていたのですが「やはり他の方の意見を聞くの重要よね」ということで研究会に多大な貢献をしてくださっている信頼できる事務局メンバーの意見を聞くことにしました。

運営を開始して1年で徐々に慣れてきつつある一方で、改善点は山積みです。

個人的に大きな課題であると感じたのは以下の3点。

  1. DMLのみなさまにこの研究会にいてよかったと思っていただくこと
  2. 月イチの定例会をもっと魅力的にすること
  3. 新規メンバーがスムーズに参加可能な体制をつくる

まずは上記についてどんな部分を課題であるか?と考えていることについて整理したいと思います。

①DMLのみなさまにこの研究会にいてよかったと思って頂くこと

とても当たり前の課題ですが、重要なのはみなさまの部分です。

本研究会には80名(22年3月初旬時点)のSlack登録メンバーがおります。

「多っ!」って思われるかもしれませんが、1年間運営してきて、定例会や読書会に毎月参加いただいているメンバーは徐々に絞られていきました(アクティブメンバーは20名ほど)。

この頻繁にご参加いただいている方々については、研究会活動から得られるものも多く、参加することを有意義に感じて頂いている自負はあります(とても感謝しています)。

一方、残りの頻繁に参加いただけていない方々については、正直どのように感じられているのかが分かっていません

本研究会は、SlackチャンネルのROM専をスーパーウェルカムという体で運営しているのですが、このような体制ゆえ反応が得られないというジレンマに陥っております。

私も人間ですので、頻繁にご参加いただいている方々が得られるものが多い研究会にしたいと考えておりますが、一方で、「中小企業にデジタルマーケティングをもっと身近に」というモットーを体現したい。

これを体現するにはデジマに少しでも触れている診断士を増やしたいという理由から、せっかくご縁いただきSlackに登録いただいた方々に少しでも参加していてよかったと思って頂きたいと考えています。

②月イチの定例会をもっと魅力的にすること

①とも関連しますが、やはり研究会活動のメインディッシュともいうべき定例会をもっと魅力的にしたいと考えています。

1年運営してきた結果を振り返ってみると、これまでは下記の問題があると感じました。

  1. 一方通行の講義が多く、エンゲージメントは高まっていない印象。
  2. 前半の講義とワークの内容に一貫性がなく、前半講義に対して意見、議論をしたい人が悶々としていた可能性あり。
  3. ブレイクアウトになると退室する人も一定数いる。一方で全体部屋での発言に躊躇してしまう人もいたと思われる。

③ブレイクアウトセッションを使った議論とするか、全体ルームでの議論とするか?については本当に難しい問題ですが、当研究会の問題というよりはzoomを使った勉強会で共通して発生する問題なので考えないことにしました。

一方で、①と②に関しては、対処のしようがある問題ですと考えました。

③新規メンバーがスムーズに参加可能な体制をつくる

これまでは、新規参加メンバーに対しては手厚いフォローができていないばかりか、研究会内の各種資料が整理されておりませんでした。

良いオンラインサロンは、新規入会メンバーに対してオリエンテーションを実施しておりますし、slack上に入会後に読んでおいた方が良い運営方針がきっちり明記されております。

1年目は走りながら考えることに重きを置いていたため、こんな散らかりっぷりになっておりますが、そろそろテコ入れしないとな〜と考え始めております。

今後の改善策

事務局メンバーと上記について議論した結果、いくつか改善策が固まりました。

  1. 短期目標をしっかり立てる
  2. 定例会の実施方法見直し
  3. ひたすら情報整理

①短期目標をしっかり立てる

(あまり浸透しておりませんが)DMLでは長期目標として「中小企業の仮想CMOを50人輩出する」という野望を打ち立てております。

しかし、一部の方々によると、この目標はあまりにもマッチョで現実感がなく、ピンとこないばかりか、この姿勢が低いエンゲージメントにつながっているのでは?という意見もありました。

そこで、改善案として、みながピンとくるであろう下記の短期目標を立てることにしました。

各自が身につけたいと思うデジタルマーケティング領域を見つけ、向こう1年間で『具体的に何か一つでもできるようになった』と実感すること

理由は、事務局メンバーの1人から

「DMLに参加してみて、ある特定のデジマ領域に興味を持てた。興味を持ってからは1年間自分自身で自主的に勉強を進めてみることができ、これが成長につながった実感があった。この原体験が高い満足度につながった」

という意見を頂いたからです。

つまり、各メンバーが自分なりの目標を立てて、それに取り組む意欲が湧いてこれさえすれば「高い満足度につながる=この研究会にいてよかった」と感じていただけることにつながるのではと考えました。

しかし、興味のある領域を見つけるにはそのためのキッカケが重要です。

ということで、事務局の次のアクションとして、デジタルマーケティングのスキルマップを整理し、各領域の説明、勉強法、自主的アウトプットの手段、案件獲得に向けた道のりを整理することにしました。

政策研のオリエンテーション(3月27日)以降、多くの新規メンバーに参加いただける見込みとなっておりますので、4月の定例会にて、これらスキルマップの紹介をできればと考えております。

②定例会の実施方法見直し

また、定例会をもっと盛り上げるために実施方法の見直しもバンバンやっていきます。

具体的には下記。

  • 議論の時間が少ないので、講義数は毎月1件に限定
    • 前半講義⇨後半議論
  • 講義には必ずthinking pointを入れ、議論が生まれるようにする
  • ファシリは毎月入れ替え

これまでは、どうしても運営者である私自身が定例会の骨子を作りファシリもやってしまっていたのですが、研究会は皆のものですので、全員で回している雰囲気というのも重要です。

そのため、双方向の議論が生まれるよう、講義形式のトピックスにはthinking pointを入れ議論が生まれるように促し、またワークに関しても前半の講義の内容がベースとなるよう変更。

そして私がファシリをする形式はやめ、毎月入れ替えていく方式をとっていければと考えています。

③ひたすら情報整理

課題③の新メンバー向け情報整理ですが、これはひたすら頑張って情報整理していくのみです。

私が全てやってしまうとパンパンになってしまうので、事務局内で手分けして進めていく方向で調整させて頂きました。

研究会運営は楽しい

まとまりのない話に終始しましたが、2022年はこんな感じでデジタルマーケティングラボの改善に努めていければと思います。

議論にお付き合いいただいた事務局メンバーはありがとうございました!

そしてDMLメンバーの方々は引き続きよろしくお願いいたします!

また、このブログを読んでいただき、1ミリでも本研究会をのぞいてみたいと感じられた方はぜひお問い合わせまで連絡ください。

いや〜、それにしても「コミュニティ運営の難しさとは?【1年間の運営で見えてきた課題4選】」でも書きましたが、多くの方々(コミュニティ)をマネージする経験は相当楽しいですね。

こんな感じで研究会の運営面に関しても、定期的に所感記事を書いていきたいと思います。

それではまた!

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