中小企業診断士について

2月20日(火)「マーケティング実務スキル向上勉強会」第4回勉強会 開催報告

どうも、Webマーケター兼中小企業診断士のトーマツです。

2月20日に「マーケティング実務スキル向上勉強会」の第4回勉強会を開催しました(第1バッチメンバーにとっての最後の勉強会でした!)

せっかくなので勉強会の中身を一部紹介したいと思います!

第4回開催報告

第4回は以下の流れで実施しました。

  1. 事務連絡
  2. レジュメの説明(ファンダメンタルネック解消の流れ・実行フェーズの心得)
  3. 質疑応答
  4. 最終課題について

①事務連絡

まずは事務連絡を行いました(*内容は割愛)。

②レジュメの説明(ファンダメンタルネック解消の流れ・実行フェーズの心得)

今回はメイントピックとしてファンダメンタル解消の流れ & 実行フェーズの心得を取り上げました。

レジュメ構成は以下の通り。

1.ファンダメンタルネック解消の流れ

  1. 参考ブログの紹介
  2. POP(Point of Parity)を考える
  3. POD(Point of Difference)の見つけ方・作り方
  4. オファーの仕方だけで勝てる(信じるに足る理由(RTB)をつくる)
  5. (参考)ランディングページの台本作成方法
  6. 口コミ、お客様の声、アンケート、インタビューは宝の山:全部読み込もう

2. 実行フェーズの心得

  1. マーケティングPDCAの管理
    ◾️ 探索アクション(未開導線の開拓)
      – 探索領域の決定
      – 成果指標の決定
      – テストマーケの予算・期間・役割分担決定
      – 実行
    ◾️ 深化アクション(構築済み導線の強化)
      – 深化領域・方法の決定
      – 実行プランの決定
      – 実行
  2. 支援先とのコミュニケーション
    ◾️ 利用すべきツール、必ず反応する、督促されたら終わり、分厚いレポートよりまめな連絡、期待値コントロール、自信満々に振る舞う
  3. マインドセット

若干、ファンダメンタルネック解消の部分は若干の消化不良感があったものの、今回も気合を入れて作ったゆえ、レジュメは10,000字以上になってしまいましたw

支援先とのコミュニケーション部分はフリーランスでご活躍中の方であれば至極当たり前のことを取り上げたのですが、意外にこのあたりの意識に課題感のある方々が散見されましたので取り上げることにしました。

ご参加いただいた方々からは私が診断士としてこだわっているマインドセット部分について学びが多かったと言っていただき、他人から褒められたくてやっているわけではありませんが、自分がやってきたことが認められた気持ちになり嬉しく思いました。

今回使用したレジュメ

レジュメを見てみたいという人は1週間限定で解放することも可能なのでお声がけください(解説は有料)。

③質疑応答

質疑応答セッションを行いました。

ちなみに第4回勉強会も第1回、第2回、第3回の勉強会同様、開催前に参加メンバーには以下の事前課題を与えておりました。

  • レジュメを読んだ上での「質問」を3つ書くこと

以下は事前課題の気づき・感想」「質問」とその回答結果の抜粋です↓

今回もこれらの事前質疑応答を中心にかなり細かな話をさせて頂きました。

[質疑応答の例]

  • POP、PODの見つけ方において、ターゲットなるべき顧客層と、競合先の動向の把握が重要だと思うのですが、(売上が上手く伸びない)中小企業においてはターゲットと競合先の把握があやふやであるケースが大半です。 ①POP、PODを考える上で、ターゲットの絞り込みはどの程度まで行うべきでしょうか?(必要か?) ②競合先として設定べき先(例:業界トップ、規模が近い・・)の選定基準、方法を御教授ください。
  • 探索アクションのテストマーケティングで再現性はどの程度重視するか教えてください。 今回の例ではCVRの振れがあるため5件で15万(ベースラインCPA:3万円/件×5件)と予算を定めていますが、例えば、本運用中も継続的に検討を続けることを伝えて、件数を3件など減らしてテストマーケティングするを提案することもあるのでしょうか?
  • テストマーケティングの最初の打ち手で結果が出なかった場合に用意しておく2の矢、3の矢について、ケースバイケースでしょうが、今までどのような種類(どのように視点を変えた)の2の矢、3の矢の打ち手を用意されてきましたか。また、優先順位などはどのように決めていましたか? 例えば、計画の中で確度が不足していた点について代替案をあらかじめ用意しておき変えてみる(ターゲットの微調整や再考、クリエイティブの変更)、 または、予算の追加(広告量を増やす)、商品・サービスそのものの内容の変更、など
  • 「楽観シナリオを共有」と「期待値をコントロールする」のバランスが難しそうだなという所感を持ちました。 そこで、松尾さん自身でこのバランスを取るうえで工夫されている点があればご教示いただけると幸いです。 (これまでの支援事例を伺う限り、本質的には支援先とのコミュニケーションを通じて信頼してもらうことが大事なのかなと思いますが。。)

レジュメを事前にしっかり読み込んでいただいていたので質問の深さが素晴らしく、質の高い議論ができたと感じております。

本勉強会メンバーになると、メンバー専用のNotionページに招待されます。

まだまだ未完ですが、こちらには中小企業のマーケティング支援に必須となる知識・ノウハウを集約する予定です。

1ミリでも興味のある方はまずはDMLに参加してください!

④最終課題について

今回は最終回でしたので、この後、計画通り最終試験を実施します。

最終課題としては私のこれまでの実案件と類似した、以下のような二つの架空事例を用意しました。

隠すものは何もないので、こちらにも公開いたします。

こちらは実際のコンサルティング現場における基本的な課題設定力、課題解決能力を見定めるものであって、特殊なスキルがなければ解決できない事例ではありません。

マーケティングに特化した診断士を目指している方は、ぜひこちらの事例に取り組んでみてください。

回答フォーマットを以下に用意しておりますので、興味のある方はこちらをダウンロードし、ご記入の上、私までご提出ください。

>>回答フォーマットをダウンロード

⑤最後に

全4回の勉強会を経て、参加者の皆様から以下のような声をいただくことができました。

「勉強会を経てレベルが3つほど上がった」

「一生使えるスキルを学べた」

「マーケティングのみならず、仕事の本当の進め方を学べた」

参加者の皆様のレベルアップにつながったようで何よりなのですが、私としては、私自身が持ち合わせている暗黙知の言語化が進んだことで、さらなるスキルアップが図れたことが良かったと思っております。

暗黙知を言語化せざるを得ない状況を自ら作り出すことは、自身のスキルアップに有効であることを改めて実感できました。

今後は今回の参画メンバーと集客の出島のスキルアップに向けて、ドシドシ実案件を推し進めていきたいと思っております。

第2バッチの開催も検討しておりますので1ミリでも興味がある方は、ぜひご連絡ください。

みなさまお疲れさまでした!

「マーケティング実務スキル向上勉強会」って何?

勉強会の目的

本勉強会の目的は、中小企業診断士になりたての方でがご自身の力でマーケティング顧問契約を獲得し、継続支援ができるようになる知識を学ぶことです。

なんで企画したのか?

最近ありがたいことに中小企業様からデジタルマーケティングのご相談が増えそのニーズにお応えしたいと思ったからです。

デジタルマーケティングラボ(DML)には120名の診断士が所属しておりますが、その中で、案件に対応できる方はまだまだ2割にも満たない状況です。

これまでも案件のご相談があった際には、所属メンバーに公募をかける等してきたのですが、「経験・自信がないため安易に受けられない」といった声をたくさん頂いてきました。

案件遂行力は実務で獲得するのがベストですが、このハードルを高いするには、勉強会という形で最初の一歩を踏み出すための知識を共有させて頂く必要があると感じました。

どんなことを学ぶの?

筆者のこれまでの経験から、中小企業向けデジタルマーケティング支援で最低限必要な知識を以下の4象限にまとめました。

勉強会では、参加メンバーの元々の経験値を考慮しながら、各スキルの基本について解説していきます。

なお、本勉強会はあくまでも実務参画に最低限必要な知識を獲得することが目的なので、参加後すぐに独り立ちできるものではありません。

受講後のメンバーにはDMLに寄せられる相談案件に実際に参画いただきますが、必ず1人のアドバイザーを付ける座組みを想定しております。

アドバイザーは今のところ私のみですが、今後、DMLの中でアドバイザー人材も増やしていきたいと思っております。

誰が対象?

対象メンバーは以下の要件を満たす方々です。

  • DMLのメンバー
  • PMとして案件参画に携わりたい方
  • 週5時間以上の稼働をコミットできる方
  • 実務勉強会の参加を優先できる方

DML自体は、ROM専の方々も含め参画いただける緩い運営を心がけておりますが、本件は一定以上のコミットメントが求められます。

一方、参加いただいた方には、デジマの専門性を有する中小企業診断士として独り立ちできる環境を作ることを目標にしています。

ちなみに今回のバッチでは計31名の方々にご参加いただくことになりました

参加要件を厳しめにしましたので、最初は4~5名程度を想定しておりましたが、嬉しい誤算になりました。

何回やるの?

ちなみに本勉強会は4回構成で検討しております。

[第1バッチスケジュール]

  • 第1回:23年11月21日(火)18:30~20:30
  • 第2回:23年12月19日(火)18:30~20:30
  • 第3回:24年1月16日(火)18:30~20:30
  • 第4回:24年2月20日(火)18:30~20:30

勝手ながら今回の4回シリーズを第1バッチを呼んでおりますが、どんどん実務対応可能なメンバーを増やしていきたく、今後も第2バッチ、第3バッチと続けていければと思っております。

なお、参加メンバーに独り立ちしていただくことが目的ですので、必要に応じて勉強会の開催回数は増やす予定です(目的重視)

PR:デジタルマーケティングラボ(DML)のご紹介

話がガラリと変わってしまい恐縮ですが、本プログラムの運営母体である「デジタルマーケティングラボ」のPRをさせてください。

研究会の目的

中小企業にデジタルマーケティングをもっと身近にをモットーに、中小企業経営における重要課題である売上向上を支援していくためのデジタルマーケティングツールや方法論を検討し、実践を通じて使えるスキルを身につける。

なぜ今デジタルマーケティングなのか?

  • デジタル広告需要の増加しているため
    (2019年にテレビ広告費を抜いてトップに!)
  • コロナ禍においてデジタル媒体の重要性が高まっているため
  • デジタルマーケティングは売上向上に直結するため
    (企業が倒産する理由のNo.1は販売不振)

方針

「デジタルマーケティング」をキーワードに、診断士活動の情報交換、事例紹介、ネットワーク形成のきっかけとなる「場」を目指します(独立・企業内問いません)。

私自身もデジタルマーケティングを始めたばかりですので、一緒に切磋琢磨できる仲間を探しております。見学・様子見入会OKです。少しでも興味がある方はぜひ!

[求める人材像]

  • オウンドメディア(ブログ・SNS)を保有し、自らデジタルマーケティングを実践している方(あるいは実施する予定の方)
  • マーケティングや消費者行動に対する興味・関心を持っている方
  • 新しいツール・考え方への好奇心を持ち、自ら学習できる方

活動内容

2021年1月に設立しました。

立ち上げ期は、下記のようなあらゆる活動を試していきたいと思っています。

  1. デジタルマーケティングを題材とした勉強会(相互学習)
    (HP製作・ECサイト製作・Webディレクション・Web解析・SEO・コンテンツマーケティング・SNS・運用型広告・グロースハック)
  2. デジタルマーケティング成功事例の分析研究
  3. デジタルマーケティング実務家による講演会
  4. デジタルマーケティングを活用した中小企業支援
  5. メンバーが保有するオウンドメディア(ブログ・SNS・YouTubeなど)の改善ワークショップ

上記に限らず、中小企業向けのWEBマーケティング書籍出版等にもチャレンジしていきたいと思っています。もちろんメンバーからの持ち込み企画はいつでも大歓迎です!

参加資格

  • 中小企業診断士
  • 中小企業診断士試験に合格済みの方

活動頻度・実施日

(基本的に)毎月第4土曜日午後

*上記以外にSlackで適宜情報交換を行う

  • 設立後まもないフレッシュなチームですので、スタートアップメンバーとして自由な企画を実装可能!
  • 基本オンライン開催なので、どの地域からも参加できます!
  • 適宜、親睦イベント開催いたします!

1ミリでも興味のある方は「お問い合わせ」まで

お問い合わせはこちら

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