どうも、中小企業診断士兼WEBマーケターのトーマツです。
先日、『中小企業診断士のための「超実践型マーケティングトレースプログラム」』の最終回(第3回)として「ラップアップミーティング」を開催しました。
いろいろ探り探りの運営となりましたが、結論、このプログラムを開催してよかったと思います。本記事では、備忘のためラップアップの内容を紹介したいと思います。
「そもそも超実践マーケティングトレースプログラムがなんぞや?」という方はこちらをご覧いただいてから本記事を読んでください。
第3回ミートアップ:ラップアップミーティング
ラップアップミーティングは以下の流れで実施しました。
- 顧問診断士からBLAN.CO今後の方針フィードバック
- 議論セッション
- マーケティングトレースプログラムについて
①顧問診断士からBLAN.CO今後の方針フィードバック
まずはBLAN.COの顧問診断士の神谷さんより、クラウドファンディング後のアンケートおよびインタビュー結果についてフィードバックいただきました。
ラップアップミーティングの様子
アンケートの結果からは、予想以上にサービスの満足度は高く、ユーザーによる継続購入意欲も高いことがわかりました。
この結果を踏まえると、「選べる余白」+「ドリップパックコーヒー」というプロダクトアイデアで十分戦えると考えられます。
アンケート結果は高い満足度を示した
一方、神谷さん曰く、この結果を受ける前に「ドリップパックの袋詰め等を依頼している福祉作業所より、今後の製造受注が難しくなったこと」、「ドリップパックコーヒーの提供を行っているBEANS BITOUが新規事業への投資を続けられる状況ではなくなったこと」など困難が続き、事業継続が難しい状況とのことでした。
神谷さんから他BLAN.COメンバーに対して、代替案としてEC販売ではなく、リーンな体制での店頭販売を含め提案されたとのことでしたが、決定は覆られなかったようです。
仮に筋の良いプロダクトがあったとしても、メンバーの理解や情熱を含めた全てのピースがはまらないと経営はうまくいかない、ということを身をもって感じられたとのこと。
結果として事業成功に導くことはできませんでしたが、予定調和ではないリアルな学びにつながり、私自身も大変勉強になる機会を頂けたと感じています。
②議論セッション
次に「仮にBLAN.COを継続するとした場合、どのような打ち手が考えられるのか?」という観点でメンバー間による議論を行いました。
なかでも議論になったのが、今回のような状況において「既存プロダクトアイデアの延長で検討すべきだったのか?」あるいは「全く異なるアイデアを立案すべきだったのか?」という点でした。
議論セッション中の参加メンバー
これは組織・メンバーのミッションに依る部分であり、正解はないという結論ではあったのですが、それぞれのメンバーの経営に対する考え方を知ることができ大変有意義な議論になりました。
なお、全く異なるイノベーティブなプロダクトアイデアにピボットする場合の案としては「ポストコーヒーとのアライアンス」や「猿田彦コーヒーの成功要因を突き詰めて徹底的にパクる」や「完全静寂空間を実現するカフェを開発し究極の余白体験を提供する」など様々なアイデアが挙げられました。
また、プロダクトアイデアの話からは逸れてしまいますが、黒澤さんからも以下の金言を頂けました。
「この手のマーケティングの議論をしていると最初の方はアイデアコンテストのようで盛り上げる一方、実現に向けてアクションを取るフェーズになると、どんどん飽きていってしまう。こういった状況を払拭するには、マーケティング推進プロジェクトのなかでチームメンバーのテンションを高める仕掛けを定期的に仕込んでいくことも成功のポイントである。」
もうあるあるすぎて首がもげそうになるほど頷いていました。
確かにこの手のプロジェクトでは、熱量を保ち続けるのも成功のポイントだと思いますので、次回以降は意識したいと思いました。
③マーケティングトレースプログラムについて
最後にご参加いただいたメンバーに「マーケティングトレースプログラム」のフィードバックを頂きました。
[よかった点]
- 黒澤さんのようなマーケティングのトッププロから教わる機会を頂けた
- 自身の事業開発のヒントをたくさん得られた
- 中小企業診断士の仲間と議論ができて有意義だった
[改善点]
- お客様との接点が欲しかった
- マーケティングの理論と実践の紐付けがまだまだ出来ていない。次回はその紐付けのヒントをもらえると嬉しい
- 参加人数が多いと議論がしづらいので次回は人数を絞っても良いのでは
残念ながら、今回はBLAN.COの事業を成功に導くことが出来ませんでしたが、ラップアップの最後のご挨拶では、黒澤さんや神谷さんから「次回は皆で成功体験を分かち合いましょう」という力強いお言葉をいただき、会を締めくくりました。
というわけで第2シーズンも企画したいと思います!
最後の集合写真。みなさま素晴らしいアウトプットお疲れ様でした!
PR:デジタルマーケティングラボ(DML)のご紹介
話がガラリと変わってしまい恐縮ですが、本プログラムの運営母体である「デジタルマーケティングラボ」のPRをさせてください。
研究会の目的
「中小企業にデジタルマーケティングをもっと身近に」をモットーに、中小企業経営における重要課題である売上向上を支援していくためのデジタルマーケティングツールや方法論を検討し、実践を通じて使えるスキルを身につける。
なぜ今デジタルマーケティングなのか?
- デジタル広告需要の増加しているため
(2019年にテレビ広告費を抜いてトップに!) - コロナ禍においてデジタル媒体の重要性が高まっているため
- デジタルマーケティングは売上向上に直結するため
(企業が倒産する理由のNo.1は販売不振)
方針
「デジタルマーケティング」をキーワードに、診断士活動の情報交換、事例紹介、ネットワーク形成のきっかけとなる「場」を目指します(独立・企業内問いません)。
私自身もデジタルマーケティングを始めたばかりですので、一緒に切磋琢磨できる仲間を探しております。見学・様子見入会OKです。少しでも興味がある方はぜひ!
[求める人材像]
- オウンドメディア(ブログ・SNS)を保有し、自らデジタルマーケティングを実践している方(あるいは実施する予定の方)
- マーケティングや消費者行動に対する興味・関心を持っている方
- 新しいツール・考え方への好奇心を持ち、自ら学習できる方
活動内容
2021年1月に設立しました。
立ち上げ期は、下記のようなあらゆる活動を試していきたいと思っています。
- デジタルマーケティングを題材とした勉強会(相互学習)
(HP製作・ECサイト製作・Webディレクション・Web解析・SEO・コンテンツマーケティング・SNS・運用型広告・グロースハック) - デジタルマーケティング成功事例の分析研究
- デジタルマーケティング実務家による講演会
- デジタルマーケティングを活用した中小企業支援
- メンバーが保有するオウンドメディア(ブログ・SNS・YouTubeなど)の改善ワークショップ
上記に限らず、中小企業向けのWEBマーケティング書籍出版等にもチャレンジしていきたいと思っています。もちろんメンバーからの持ち込み企画はいつでも大歓迎です!
参加資格
- 中小企業診断士
- 中小企業診断士試験に合格済みの方
活動頻度・実施日
(基本的に)毎月第4土曜日午後
*上記以外にSlackで適宜情報交換を行う
- 設立後まもないフレッシュなチームですので、スタートアップメンバーとして自由な企画を実装可能!
- 基本オンライン開催なので、どの地域からも参加できます!
- 適宜、親睦イベント開催いたします!
1ミリでも興味のある方は「お問い合わせ」まで
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