中小企業診断士について

コミュニティ運営の難しさとは?【1年間の運営で見えてきた課題4選】

どうも、Webマーケター兼中小企業診断士のトーマツです。

これまで「コミュニティ」といえば真っ先に「自治体」が想起されてきましたが、現代においては「オンラインサロン」、「SNSの趣味コミュニティ」、「企業ブランドのファンコミュニティ」など様々な形が生まれてきました。

私は「デジタルマーケティングラボを設立しました」で紹介した中小企業診断士向けデジマ研究会を主催しております。

これも一種のコミュニティと捉えることが出来ますね。

先日、1周年を迎えたところですが、コミュニティ運営はめちゃくちゃ勉強になりますし、控えめにいって最高です。

一方で難しさもあります。

本記事では、これまでの経験を踏まえて、コミュニティ運営の難しさや今後の課題について紹介させて頂こうと思います

コミュニティ運営をされている方や今後はじめたいな~と考えている方はぜひ参考にしてみて下さい。

そもそもコミュニティって何?

本題に入る前にそもそもコミュニティって何?からお話しさせて下さい。

いろいろな定義があるかと思いますが私はコミュニティを以下のように考えております。

  • 特定のカテゴリーを軸に参加者が集える場
    (目的意識は不要)
  • 参加者同士が相互にコミュニケーション可能
    (必ずしも取らなくて良い)

目的意識の無いコミュニティも存在する

コミュニティには必ずしも目的は必要ありません。

「目的意識のないコミュニティって何?」と思われるかもしれませんが、身近な例でいえば家族も立派なコミュニティです。

逆に目的を設定している家族の方が珍しいですよね。

また、趣味を軸にただ気の合う人達で集まる趣味コミュニティなどもありますし、そういったコミュニティには例えば「○○までに△△を達成」のような目的意識は不要ですよね。

コミュニティの成功はどうやって測る?

ではコミュニティの成功はどうやって測るべきでしょうか?

目的意識のあるコミュニティであれば、その達成度で測るのが簡単ですし、「アクティブメンバーの数」「活動実績」などいろいろあるかと思いますが、では、目的意識のないコミュニティも含めて使える指標はないでしょうか?

色々な考え方があるかと思いますが、結局つまるところメンバーの方々がこのコミュニティに参加していてよかったな~と思う度合の総和が指標になるんだと思います。

平たく言うと参加者が幸せかどうか。

定量的に測ることは難しいですが、ここに尽きると思います(私見)。

筆者が運営する研究会

本題に移る前に筆者が運営する研究会について紹介いたします。

  • 中小企業診断士がデジタルマーケティングを学ぶ研究会
  • もともと「チーフマーケティングオフィサー(CMO)50人輩出したい」という想いがあったものの、目的は右往左往中
  • ほとんどデジマ未経験者・初心者
  • 参加費=無料
  • 毎月定例会を開催(デジマの実践事例紹介やマーケ関係のワーク)
  • 毎月読書会を開催
  • 普段はSlackでやりとり(ROM専OK)
  • Slackメンバーは76人(アクティブメンバーは20名ちょい)
  • 研究会メンバーで中小企業支援を実施
  • ルールはほとんど無し

21年1月に研究会をたちあげます!と宣言してからかなり多くの方に参加表明頂いたのですが、今では20名超がアクティブメンバーとして参加頂いております。

真面目なトピックスを扱っていますが、いい加減な私が運営しているからか、自分で言うのもなんですが、運営はゆるゆるです。

コミュニティ運営が難しいと感じたポイント4選

1年間、研究会を運営してきてムズイな~と思った点は下記のとおりです。

  1. 運営者めっちゃキツイ
  2. 熱量の維持がムズイ
  3. ゆるさを維持したい気持ちと統制を効かせたい気持ちのジレンマ
  4. メンバーの満足度と運営者の満足度は必ずしも比例しない

①運営者めっちゃキツイ

まず第一に運営者はめっちゃキツイです。

多くのオンラインサロンのオーナーも口を揃えて言っていますが、これは本当でした。

箕輪さんがやられている箕輪編集室のようにメンバー同士の自主性に任せてオーナーはそれを見守るだけ、みたいなコミュニティもありますが、これはオーナーのカリスマ性がなせる技ですし、私が運営している研究会はそこまでメンバーの自主性を駆り立てるほどの熱気を生み出せるに至っておらず、何か決定する際には運営者の関与が必要です。

メンバーの方々とコミュニケーション取るのはすごく楽しいですが、一気に集中すると脳のメモリーがパンクするので、バランスが必要です。

②熱量の維持がムズイ

研究会を発足したてのころは「あれもやりたい」「これもやりたい」とかなりの熱量をもって取り組めていたのですが、やはり時間が経つにつれて同等の熱量を維持するのが難しくなってきます。

これは運営者としても同じで、やはりどこかでマンネリ化は生じてしまいます。

定期的に燃料投下するために新しいアイデアを組み込んだりといった工夫が必要と考えています。

③参加しやすい場にしたい気持ちと統制を効かせたい気持ちのジレンマ

①とも関連するのですが、運営者負担を減らすために、ルールを策定したい気持ちもあります。

一方でガチガチにルールを定めて、統制を効かせすぎると参加しやすい雰囲気を損ねてしまいます。

個人的には参加しやすい緩い雰囲気は維持したいので、どこでバランスを取って良いのかが未だに解が見えておりません。

④メンバーの満足度と運営者の満足度は必ずしも比例しない

こちらもジレンマを感じるところです。

参加頂いているメンバーのデジタルマーケティングの前提知識によって定例会で取り上げるトピックスの満足度がまちまちになってきます。

個人的にはマニアックなネタが好みですが、多くのメンバーは基礎的な内容を好む傾向にあります。

この点は参加メンバーのレベルを最初から定めておけば解決できるのは分かるのですが、CMOを50人輩出するという野望があるので、メンバー数にこだわりたい気持ちもあり、こちらもジレンマを感じているところです。

難しいけど、やってみて圧倒的に良かった

研究会運営ムズっていう話をしてきましたが、運営してみて圧倒的に良かったと思っていますし、今後も試行錯誤しながら継続していきたいと考えています。

やってきて良かったと思う点は具体的には以下の通りです。

  1. 結局、運営者が一番勉強になる
  2. 皆と仲良くなれる
  3. コミュニティ運営の経験者自体が少ないので希少性が身につく

①結局、運営者が一番勉強になる

勉強会や研究会の体をなしたコミュニティに限る話かもしれませんが、運営者が最も勉強になります。

理由は、情報が結局運営者のところに集まりやすいことと、運営者自身はメンバーに提供するネタを切らさないために日々勉強しなければならないからです。

私自身、1年間研究会を運営してきてどんどん自分の時間がなくなるキツさも味わいましたが、一方で想定していた以上にデジマについて学ぶ機会を頂けたと感じておりとても満足しております。

②皆と仲良くなれる

また、コミュニケーションを取る機会が多くなる分、皆と仲良くなる機会も自ずと増えます。

こういった交流を経て、知り合いの知り合いに繋がり、思いもよらない機会が生まれることもありますので、本当にやっていてよかったと感じています。

③コミュニティ運営の経験者自体が少ないので希少性が身につく

最近、コミュニティマネジメントという言葉が生まれてきているように、あらゆるビジネスにおいてコミュニティ運営経験を持つ方への見方が変わってきております。

ビジネス的に考えても、研究会やコミュニティ運営を経験しておくことは今後のキャリアを作っていく上でプラスに働くと考えております。

試行錯誤のおおい研究会ですが、今後はゆるさと実りの多さが共存する運営方法を模索しながら継続していきたいと思います。

まとめ