どうも、Tomatsuです。
突然ですが皆さまは「ファイナルファンタジーVIIリメイク」をプレイされましたでしょうか?
そう、言わずと知れた神ゲー中の神ゲー「ファイナルファンタジーVII」のリメイク作品です。
私もつい先日クリアしたばかりなのですが、結論から言うとやはり「神ゲー」でした。
FFVII熱が冷めぬ間に「このゲームの魅力をお伝えする記事を書きたい!」と思ったのですが「一般的な魅力」は多くのネット記事で既に語り尽くされておりますね。
という訳で、本記事ではあえてニッチな所を突いて「プラントエンジニアがFF7リメイクをプレイするべき理由」についてエンジ企業勤めの私が解説したいと思います。
「ん?プラントエンジニア?どういう事?」と思われたかもしれませんが、この記事を読めば理由が分かりますので3分ほどお付き合い頂ければと思います。
- ゲーム好きプラントエンジニア・エネルギー企業勤めの方
- ゲーム好きかつ工場夜景見学が好きな方
- FFVII(オリジナル)をプレイ経験のある方
ゲームのあらすじ、システムについては一切解説しませんので予めご了承ください。
プラントエンジニアは黙ってFF7リメイクをプレイしよう
「プラントエンジニア」がFF7リメイクをプレイするべき理由は下記です。
- FFVIIは環境問題の風刺作品であり他人事とは思えない
- 魔晄エネルギーについて考えるのが楽しすぎる
- プラントの再現性の高さに惚れ惚れする
おそらくこんな変態的な視点でプレイしている方は相当なマイノリティかと思いますが、共感してくれる方がいると信じて解説しますw
FFVIIは環境問題の風刺作品であり他人事とは思えない
FF7の世界観に大きく寄与しているのが「魔晄炉」と呼ばれる発電所の存在です。
この発電所、「魔晄エネルギー」と呼ばれるエネルギー源を使っているのですが、その正体はなんと星の生命の源泉である「ライフストリーム」と呼ばれる有限資源です。
神羅カンパニーが牛耳る大都市ミッドガルでは魔晄炉を幾つも稼働しており、日々「魔晄エネルギー」を吸い上げながら星の生命と引き換えに「快適な生活」という便益を享受しております。
FFVIIと実社会における環境問題
ここまで聞いて実社会の何かとリンクしませんでしたか?
そう「化石燃料&環境問題」です。
我々が生きる実社会においても化石燃料の消費に伴うCO2の大量排出により、地球環境が危機にさらされておりますね。
この点がFFVIIの世界観とものすごくマッチしているのです。
不幸なことにFFVII中の世界ではSDGsやESGといった概念は無く、神羅カンパニーはお構いなしに魔晄エネルギーを掘りまくっているので、星の命を危惧した「アバランチ」という反神羅組織が動き出す、という構図になっております。
プラントエンジニアとして考えさせられる
普通にゲームをプレイしているとどうしても主人公(アバランチ寄り)視点で「ぐぬぬぬ、神羅め!星の命を傷めつけやがって…」という感情になりがちですが、石油&ガス産業のプラントエンジニアを本業としている私は「神羅側の心情」もとても理解できます。
「魔晄エネルギー」が人類発展のために必須な「必要悪」である、という絶妙かつリアルな世界観を描写したことで、環境問題の風刺作品としても良作に仕上がっている点において本作は改めて「神ゲー」と言えるのではないでしょうか。
幸い、実社会では世界的な環境意識の高まりや、グレタ・トゥーンベリさんをはじめとするSDGsネイティブの台頭、再エネ技術の向上など、改善の兆しは見えてきておりますが、まだまだ経済性との両立など課題は山積みです。
SDGs社会の実現に向けた意識を向上させる意味においても、その貢献に大きく寄与できる「プラントエンジニア」こそ本作をプレイして欲しいと思っています。
魔晄エネルギーについて考察するのが楽しすぎる
「魔晄エネルギー」については幅広く考察されておりますが、プラントエンジニアの視点で考えるとめちゃくちゃ楽しいです。
そもそも魔晄は気体なのか?液体なのか?分子構造は?魔晄炉の仕組みは?
この辺について考えだすとあっという間に時間が経ってしまいますw
魔晄炉は原子力発電所に近い?
多くのネット記事では「魔晄炉=原子力発電所」のようなもの、という考察がなされております。
根拠は下記のとおりです。
- 魔晄に晒された人は生死の境界をさまよう(放射線に近い)
- 魔晄炉は「1番魔晄炉」のように「番号」で呼ばれている(原発に近い)
- (リメイクでは出てこないが)ゴンガガという町に「メルトダウン魔晄炉」がある
なるほど。確かに原子力発電所を想起させる根拠はたくさんありますね。
また、以下の写真ではクラウドが見上げている煙突から水蒸気がもくもく出てきているのが確認できます。
おそらく原子力発電と同じく、廃熱(電力化できなかった無駄なエネルギー)を水蒸気化して逃がしているものと思われます。
魔晄は「気体」「液体」?
ちなみに魔晄は「気体」なのでしょうか「液体」なのでしょうか?
これについてもネット記事を読み漁ったのですが、結論は分かりませんでした。
なので勝手に私見を述べますが、私は「魔晄は温度・圧力条件によって相変化する実世界における分子と同じである」という仮説をたてております。
根拠は下記の通りです。
根拠①:以下の写真において配管から気体っぽく漏れている
この写真はオープニングでエアリスが登場する神シーンですが、プラントエンジニアな私は配管から漏れる「魔晄」がめちゃくちゃ気になりました。
ここで着目すべきは「魔晄が気体のように拡散している」ということです。
なので、少なくとも「大気圧&通常の外気温(20~25℃)」の範囲では魔晄は気体のように振る舞うことが分かります。
根拠②:魔晄はポンプで吸い上げるモノ
次に気になるのがこのバレットの発言です。
バレット「てめぇが飯食ってる時、眠りこけてる時も、このバカでかいポンプが魔晄をガンガン吸い上げるわけだ。」
FFVIIリメイクより
この発言からもわかる通り、魔晄は「ポンプで吸い上げるモノ」すなわち「液体」なのです。
もちろん世の中には気液混相流を処理できる二層ポンプもありますが、温度・圧力条件によっては「液体」にもなりうるモノであることは否定できません。
魔晄炉における「魔晄エネルギー」はおそらく「高圧・低温条件」で「液体」として抽出されているものと推測されます。
うーん、激しくどうでも良いですねw
プラントの再現性の高さに惚れ惚れする
最後ですが、やっぱりこのポイントはお伝えしたいです。
FFVIIリメイクの何が素晴らしいかって「プラントの再現性が高い」ということです。
全体的なグラフィックの綺麗さもそうですが、開発陣の細部へのこだわりには惚れ惚れします。
例えばこれ。
これは第一魔晄炉が爆発する神シーンですが、プラントエンジニアな私は画面右端の蒸留塔らしき装置が気になりすぎました。
ほんと美しいですね。
何を蒸留しているのかも相当気になる所ですが、考察はこの辺でやめることにしておきます。
本作は魔晄炉に囲まれたミッドガルが舞台ということもあり、上記のシーンにように美しいプラントらしき装置群が多く登場します。
工場夜景を見学するのが好きな方も、FFVIIでのヴァーチャル工場見学をおすすめしたいと思います。
まとめ
20年前にオリジナルをプレイした時も、その世界観に魅了され、相当ハマりしましたが、今回も見事にやってくれました。
私がエネルギー業界に入ったキッカケにもなった作品ですので、現役のみならず、将来プラントエンジニアを目指している方にとってもおすすめですよ。