中小企業診断士について

中小企業診断士が人気な理由とは?【現役診断士が勝手に考察】

どうも、Webマーケター兼中小企業診断士のトーマツです。

近年、中小企業診断士資格の人気がじわじわ上がってきております

私の周りでも「目指している」「勉強を始めた」という人が爆発的に増えており、これはブームと言っても良いんじゃないかというレベルに至っております。

本記事では、注目度急上昇中の中小企業診断士」がなぜそんなに人気なのか?について考察したいと思います。

受験生にとって全く役に立たない情報になるかもしれませんが、ぜひ箸休め記事として読んで頂ければ幸いです。それではどうぞ!

中小企業診断士は人気資格である

大前提のように「中小企業診断士は人気がある」と申しましたが、これは本当なのでしょうか?まずはここから検証したいと思います。

エビデンスとして以下の記事を参照したいと思います。

  1. 2020年に挑戦! 転職やキャリアに効く資格はどれ
    (NIKKEIリスキリング:2020年1月4日)
  2. 40代からの学び直し 専門家が選んだ役立つ資格は
    (日経新聞:2022年1月15日)

「2020年に挑戦! 転職やキャリアに効く資格はどれ」
(NIKKEIリスキリング:2020年1月4日)

こちらの記事は、転職やキャリアアップに有効な資格」という視点で、TACの社員さんが「人気TOP3資格」を解説している記事です。

「診断士」のほかに「社会保険労務士」と「簿記」が挙がりました。

「特に人気が高い資格が3つあります。まず最近、非常に急速に人気を集めているのが『中小企業診断士』です。経営コンサルタントを認定する日本で唯一の国家資格で、学ぶ分野は経営戦略や人事、マーケティング、財務・会計、法務、製品管理、ITなど幅広く、経営全般に関する知識をバランスよく身につけることができます。転職やキャリアアップを目指す人、起業予備軍、コンサルタントとして定年後に働こうと思っている人、など様々な層が熱心に勉強しています。従来、受験生の大半は大企業の社員でしたが、最近は学生も増えています

TACが言うのでポジショントークも含まれているかもしれません。

ただ、資格学校最大手なので、レピュテーションリスクを考えると的外れなことは言いづらいでしょうし、ここでのご発言はそれなりに信憑性がありそうです。

「40代からの学び直し 専門家が選んだ役立つ資格は」
(日経新聞:2022年1月15日)

こちらの記事はそのタイトル通り40代の学び直しに役に立つ資格はどれ?」という視点で、各分野の専門家が評価する資格をランキングしたものになります。

な、な、なんと、数ある資格の中で「中小企業診断士がNo.1」に輝きました。

有資格者として誇らしい限りです。

ちなみにランクは以下の通り。

  1. 中小企業診断士
  2. 社会保険労務士
  3. ITストラテジスト
  4. 情報セキュリティマネジメント試験
  5. 応用情報技術者
  6. FP2級以上
  7. 日商簿記検定2級以上
  8. 技術士
  9. 宅地建物取引士
  10. ビジネス実務法務検定試験2級以上
  11. キャリアコンサルティング技能検定
  12. 第三種電気主任技術者
  13. 保育士

なお、このランキングは、資格に詳しい専門家5名と企業人事部門の実務家5名が「自分自身が在籍している業界で高く評価される」または「働く上で役に立つと判断される」という資格を1〜10位に並べ、集計されたものとのことです。

企業からは「アイリスオーヤマ」「ライオン」「エン エージェント」「明電舎」「大和証券」という偏った選出がされているため、完全に鵜呑みにすることはできません。

一方、偏っているとは言いつつも、数ある資格の中から群を抜いてNo.1に輝いているので人気があるといっても嘘にはならないでしょう

というわけで結論、「中小企業診断士は人気」です。

異論は認めます。異を唱えたい方はぜひコメントに書き込んでください!

中小企業診断士が「人気な理由」3選

では次に本題の診断士資格がなぜ人気なのか?について見ていきましょう。

理由は以下の3点です。

  1. 全ビジネスマンに役に立つから
  2. ちょうど良い難易度だから
  3. 「昇進・転職」「起業予備軍」「自己啓発」など幅広いニーズに対応しているから

完全に私の独断と偏見込みですが、解説させていただきます。

①全ビジネスマンに役に立つ

一つ目は中小企業診断士試験の勉強が全ビジネスマンに役に立つからです。

中小企業診断士試験では、経営戦略、組織・人事、マーケティング、財務・会計、運営管理、IT、法務、経済など、幅広い領域を学びます。

これらはそもそも論ビジネスマンのベーススキルとされるべきである一方、会社員として自部門の仕事を全うするのみでは学ぶのが難しい領域です。

まさに学び直しの時代と言われている今、リスキリングと親和性が高い資格であると言えるでしょう

実際、私も勤務先の業務で経営知識が必要になったために受験しましたが、期待通り、ビジネスマンとしての総合力が高まったことを感じます。

②ちょうど良い難易度だから

2点目はちょうど良い難易度だからです。

いくら「学び直しだ〜」、「リスキリングだ〜」と言っても、せっかく勉強するなら何か形として示せるものが欲しいと思うのが人の性です。

つまり、難易度があまりにも高すぎると、入口の段階で諦めてしまい、結果的に資格としての人気が下がってしまいます。

例えば、働きながら弁護士や公認会計士を取得するのは、めちゃくちゃ難易度高く、生半可な決意では手が出せません。

一方、中小企業診断士はその難易度設定が絶妙なのです。

簡単すぎず、かといって、働きながら取得するのも決して不可能ではない

私も働きながら1年で取得しましたが、簡単ではなかったものの、不可能と思えるような難易度ではありませんでしたし、周りにも同じ境遇の方はたくさんいらっしゃいます。

このあたりの難易度設定も人気の要因になっていると思います。

難易度はあくまでも相対的なものですので、あくまでも筆者の独断とお考えいただけると幸いです。

③「昇進・転職」「起業予備軍」「自己啓発」など幅広いニーズに対応しているから

中小企業診断士ほど、幅広いニーズに対応している資格はありません。

受験のきっかけを見てみると昇進したいから」「転職したいから」「独立したいから」「純粋に自己啓発目的」「定年後に備えたいから」「就活対策したいからなど、多岐に渡ることがわかります。

色んな動機に対応できる、ということはそれだけ大勢の人から注目されるということです。

幅広いニーズに対応できるのは、学習範囲が幅広く、基本的にどんなビジネスマンにも役に立つという特性があるからですが、こうして改めて考えてみると本当に稀有な資格であることが分かりますね。

まとめ

以上、本記事では中小企業診断士が人気な理由について解説させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

もし本記事の内容でご質問ある方は是非コメント欄に書き込んで頂けると幸いです。

お答えできる範囲で答えさせて頂きます。

それではまた!

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