どうも、Webマーケター兼中小企業診断士のトーマツです。
受験生
中小企業診断士の勉強をしていますが「はたして自分が診断士に向いているのか?」が気になり、不安で夜も寝られません。
中小企業診断士に向いている人の特徴を教えて頂けませんでしょうか?
とても気になるトピックスですよね。
私自身、資格取得後、無数の中小企業診断士の方々とお会いしてきましたが、活躍している人には共通している特徴があります。
もちろん全てを満たしている必要はありませんが、もしあなたが活躍できる診断士を目指すのであれば、これらの特徴を理解し、できる限りご自身の特徴を寄せていく努力をしていく必要があります。
そこで、この記事では「中小企業診断士に向いている人の5つの特徴」について解説します。
私の主観も混じっておりますが、当たらずとも遠からずかと思いますのでぜひ参考にしてください。それではどうぞ!
▼最近はじめたYouTubeでも解説しております!ちょっと内容は異なりますが、こちらも覗いてみてくださいね!
- 中小企業診断士の受験生の方
- 中小企業診断士を取得したての方
- 中小企業診断士資格に興味のある方
中小企業診断士に向いてる人の5つの特徴
中小企業診断士に向いてる人は以下の通りです。
- 「戦略家」の前に「戦術家」
- 常に相手目線で考えている
- 学習を継続できる
- 発信チャネルを持っている
- まわりを巻き込む力がある
それぞれについて解説していきます。
どれくらい当てはまるかどうか確認してみましょう。
①「戦略家」の前に「戦術家」
中小企業診断士に向いてる人は「戦略家」の前に「戦術家」であるべきです。
診断士のクライアントである中小企業・小規模事業者の多くは「戦術レイヤー」の支援を求めており、実力を認めてもらうためには短期的に目に見える結果が必要だからです。
コンサルタントの立場としては、「現状把握→目標設定→課題設定→戦略策定→戦術策定→実行」という綺麗な順序で物事を進めたくなる気持ちが芽生えるのも事実です。
ただし、戦略の見直しは支援先としても骨の折れる作業になりますし、信頼のできないコンサルにそのような重要な業務は依頼できないですよね。
逆説的ではありますが、戦略家としての業務を遂行できるようになるには、多くの打ち手の引き出しを持っておき、必ず効果が出る施策を打っていけるようになる必要があります。
「戦略家になるな」ということではなく「きちんと打ち手についても詳しくなりましょうね」ということです。
②常に相手目線で考える
診断士に向いてる人は「常に相手目線で考える力」を持ってます。
相手目線で考える力がなければ、せっかく立案したアクションプランも実行されず、状況が永遠に改善されないからです。
経営者が置かれている状況は支援先によって様々ですし、顧客・従業員・近隣コミュニティ・ご家族などのステークホルダーとの関係によって採用可能なアクションとそうでないものが分かれます。
「どういう説明をして、どういう物事の運び方をすれば、経営者の方が動きやすくなるか?」を考える力は、必須中の必須と言えます。
診断士は第三者の立場でコンサルを実施するのみで、経営改善の主役はあくまでも経営者であることを忘れないようにしたいですね。
③学習を継続できる
診断士として成功している人は漏れなく勉強家です。
診断士試験で学んだ内容は実務で必要な知識の数%を占めるに過ぎず「実務で活躍するには圧倒的に知識が足りないから」です。
1000時間の勉強を経て資格取得した直後の人からすれば「これ以上何を勉強するの?」と思われるかもしれません。
しかし、実際に診断士活動を実施しようと思うと診断士受験で学んだ知識は一般論に過ぎず中小企業支援実務に適用するにはピースが足りないことに気づくはずです。
もちろん、診断士試験で身につけた知識が、診断士としての今後の武器のベースになることは間違いありませんが、顧客の悩み・課題を解決するには+アルファの具体的なスキル(例:補助金申請支援、マーケティング支援、海外展開支援、など)や、事例のストックを増やしていく必要があり、これには継続学習が必須です。
また、VUCAと呼ばれるこの時代においては、一度ノウハウを身につけたら終わりということはなく、常に知識をアップデートし続けなければなりません。
断言できますが、勉強を継続できない人に成功はあり得ません。「勉強できる人」を目指しましょう。
④発信チャネルを持っている
発信上手の方は診断士に向いてると言えます。
理由は2点あって、「発信せずして、自らの価値を知ってもらえない」ことと「発信を通じて自身の知見・強化されコンサル力が強くなるから」です。
「え?でも私、企業内だし恥ずかしがり屋だから人前に立つことはできない。。。」という方もいるかもしれませんが、「発信=顔出し・名前出し」とは限りません。
発信の方法は「ブログ」「Twitter」「YouTube」「セミナー講師」「出版」などいろんな方法があります。
自分の知見を強化しながら、値を外部に発信するためにも、ぜひ、ご自身に合った形を模索していきましょう。
私自身、昔は発信が苦手でしたが、このブログを始めたことで無数の方から仕事・コラボの機会を頂けましたし、はじめてみると意外になんとかなるものです。
「発信苦手だな〜」と思う人も「自分は向いてない。。。」と勝手に決めつけずご自身に合った方法で発信活動をはじめてみて頂ければ幸いです。
⑤まわりを巻き込む力がある
まわりの人をうまく巻き込む力がある方は診断士向きと言えます。
というのも、診断士の仕事は多岐に渡り、1人で全てのニーズに応えることが難しく、どうしても連携が求められるからです。
例えば、私はコンテンツマーケティングのディレクターとして中小企業のプロジェクトを支援することが多いのですが、業務の負荷によっては全てを1人でできるわけではないので他の診断士の方とチームを形成して対応したりしています。
また、診断士以外にも「Webライター」「Webデザイナー」「エンジニア」に協力を仰ぐこともあります。
このように、状況に応じて他のパートナーを巻き込むことができる人は、そうでない人と比べて、より大きな価値をクライアントに提供することができます。
中小企業診断士は独占業務がないため、横のつながりが強いと言われています。
この事実をうまく活用し、研究会などの機会を活用して人脈を広げていきましょう。
なかでも「デジタルマーケティングに興味がある!」という方は筆者が運営しているデジタルマーケティングラボ(DML)をチェックしてみてください。
逆に向いてない人は?
ここまで「診断士に向いてる人」の特徴を見てきましたが、反対に「診断士に向いてない人」とはどんな人なのでしょうか?
これは「診断士に向いてる人」の特徴を、そのままひっくり返してみれば分かります。
- 具体的な打ち手の話ができない
- 自分が主役である
- 学習意欲がない
- 発信できない
- まわりと協調できない
ちょっと極端ですが、こんな人に診断士であって欲しくないですよね笑
というわけで今受験勉強に勤しんでいる方は、ぜひ上のような診断士にならないようお気をつけください。
まとめ
以上、本記事では「中小企業診断士に向いている人の5つの特徴」について解説させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
もし本記事の内容でご質問ある方は是非コメント欄に書き込んで頂けると幸いです。
お答えできる範囲で答えさせて頂きます。
それではまた!