業界研究

【業界研究】プラント設計エンジニアのキャリアパス【就活】

どうも、Tomatsuです。

下記の記事では、エンジニアリング会社における設計エンジニアの仕事内容や職種について説明しました。

で、「設計エンジニアのキャリアパスってどんなのよ?」という所が片手落ちでしたので、本記事ではキャリアパスについて説明いたします。

一社員としての偏見がかなり入ってますので、ご参考程度に考えて頂ければ幸いです。

プラント設計エンジニアのキャリアパス

どの職種でも同じだと思いますが、ある程度年次を積んでいくと、今後どのような道に進みたいかを選ばないといけないキャリアの分岐点」に差し掛かります。

設計エンジニアも例外ではありません。

ずっとずっと設計としてやっていくのか?

あるいは営業畑に移って設計や技術的な知識を活用したセールスマンを目指すのか?

色々なルートが考えられますが、ほとんどのケースは以下の4つのタイプに分類されるかと思います。

  1. 設計一筋こそエンジニアのロマン!目指せチーフエンジニアルート
  2. 憧れの管理職!目指せ部門長ルート
  3. 仕事取らねば食っていけぬ!目指せトップセールスルート
  4. プロジェクト引っ張ってこそ真のプラントマン!目指せプロマネルート

キャリアの転機に周囲に流されぬよう、自分はどのルートを志向すべきか日頃から考えておきたい所ですね。

それでは、一つ一つのルートをみていきましょう。

① 設計一筋こそエンジニアのロマン!目指せチーフエンジニアルート

チーフエンジニア:キャリアパスの例

技術一筋!という方はこのルートを志向することになるかと思います。モデルケースを見てみましょう。

[モデルケース]

  1. 設計エンジニア [入社時]
  2. エリアリードエンジニア [7年目 ]
  3. リードエンジニア [15年目]
  4. リードエンジニア(メガプロジェクト) [20年目]
  5. チーフエンジニア [30年目]

まさに設計街道まっしぐらといった感じですね。

多くのチーフエンジニアは会社の存続に関わるほどのメガプロジェクトのリードエンジニア経験者であることが多いです。

修羅場をくぐってきた数がそのまま技術力に還元される訳ですね。

私が尊敬するチーフエンジニアの方も、技術的な質問を投げかけると必ず2~3件の失敗事例を交えて、そのケースでは、このまま進めると○○なるから△△しろなど、かなり具体的なアドバイスを頂けます。

経験に基づく助言なので、本当に染みます。

かっこいいですねえ。

チーフエンジニアってどんな人?

キャリアの全てを「技術」につぎ込みますので、「技術力」が段違いに高いです。

レーダーチャートからも振り切れています。

あまりにも技術力や経験値が高いゆえ、普通のエンジニアが言っても通らないような提案でも、チーフエンジニアが言うと、顧客もすんなり応じてくれます。

ただし、高い技術力が時折、諸刃の剣となります。

コンセプトを固めるフェーズで細かいポイントが気になり、いらない指摘を加えて進捗を遅らせたり、技術的に正しいと判断すれば顧客サイドに回り味方に反論してくるなど、EPCの遂行を妨げる動きをとってしまう方も少なからずいらっしゃいます。

また、マネジメント力、ビジネススキルに欠けていることも多いです。

ただし、これらを補って余りある技術力は、控えめに言って神がかっています

また、チーフエンジニアになると、その分野のカンファレンス、学会、講演会に招かれるなど、会社の技術力の象徴としても崇められます。

ある一つのことを極めたい、技術がとにかく大好き、という方はチーフエンジニアを目指してみてはいかがでしょうか?

② 憧れの管理職!目指せ部門長ルート

部門長:キャリアパスの例

技術一本?いやいや。部門を運営してなんぼでしょ、という方は設計部隊の部門長を目指すことになります。

下記はモデルケースです。

[モデルケース]

  1. 設計エンジニア [入社時]
  2. エリアリードエンジニア [7年目]
  3. リードエンジニア [15年目]
  4. 課長 [20年目]
  5. 部長 [25年目]
  6. 本部長 [35年目]
  7. 役員・トップマネジメント

部門長になるにも、まずは部門の仕事を熟知している必要があります。

ですので、チーフエンジニアと同様、部門長にもリードエンジニア経験者が多い印象です。

ただ技術面でリードするというよりも、遂行面や管理面を重視していた人の方がが部門長につくことが多いようです

部門長ってどんな人?

能力は全体的にバランスが良いですねえ。

あくまで設計部隊ですので、法務・財務会計・セールス・新規事業立案などのビジネススキルは若干低いですが、技術・プロジェクト遂行・マネジメントはバランス良く高いと言えます。

また、順調にポジションを上げていけば、本部長を経て役員・トップマネジメントを目指せます。

ただし、よほど飛びぬけて運と実力に恵まれていない限り、設計部隊出身で社長になるという方は中々いません経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)の管理という、経営者に求められる能力を身につけづらいからです。

社長を目指したい!という方は以降で紹介する営業またはプロジェクトルートを目指すことになります。

技術を軸にオールマイティエンジニアを目指したい!管理職として貢献したい!と言う方は部門長を目指してみてはいかがでしょうか。

③ 受注こそエンジニアリング会社が生きる道!目指せトップセールスルート

トップセールス:キャリアパスの例

では、営業に転身するケースを見てみましょう。

このケース、実は日本では比較的に少ないのですが、 欧米のエンジニアリング会社では鉄板のルートと言えます。

技術も分かる営業は控えめに言って最強です。

EPC案件の受注戦略を考える上で、コマーシャル面のみならず、技術面の提案力も求められるからです。

エンジニアは受注戦略が決まった上で、見積作業に取り掛かりますが、その受注戦略は営業部隊が作ることになります。

その営業部隊が技術面に疎い、ということになると寂しいですよね。

逆に技術的な観点からも顧客にニーズが捉えられる営業は頼もしいですね。

以下はモデルケースとなります。

[モデルケース]

  1. 設計エンジニア [入社時]
  2. 営業部員 [5年目]
  3. 海外オフィス所長 [10年目]
  4. 課長 [20年目]
  5. 部長 [25年目]
  6. 営業本部長 [35年目]
  7. 役員・トップマネジメント

やはり設計は最初の数年程度で、早い段階で営業部に転籍するケースが多いようです

リードエンジニアクラスまで設計に携わっていると、10年くらいの時間は持っていかれますので、ある程度設計の全体像が見えたら転籍、というのが丁度良いのでしょうね。

トップセールスってどんな人?

ビジネススキル・マネジメント力に長けていますね。

エンジニアリング会社の顧客は海外のエネルギー会社がメインですので、営業部員は海外オフィス・海外子会社に駐在するチャンスが多くなります。

その際、所長あるいは社長ポジションで駐在することが多いため、経営者としての素地(マネジメント力、ビジネススキル)が身につけられます

技術力が1な理由は、設計としてのキャリアが浅いまま転籍することが多いからです。ただし、1あることが重要です。というのも入社時から営業部隊の方は技術力0だからです。

海外の顧客は気が短いです。面談時に技術的な質問をされて毎回持ち帰る営業は印象が良くないですよね。技術的な質問にも答えられる営業は顧客の信頼を勝ち取りやすいです。

エンジニアリング会社にとって死活問題である受注活動の最先端に身を置くため、社長の座も狙いやすいです

技術はそこそこ好き、でもビジネスの場に身を置きたい!社長になりたい!という方は営業に転身するルートを考えてみてはいかがでしょうか。

④ プロジェクト引っ張ってこそ真のプラントマン!目指せプロマネルート

プロジェクトマネージャー:キャリアパスの例

エンジニアリング会社の王道ルートですね

モデルケースは下記の通りです。

[モデルケース]

  1. エンジニア [入社時]
  2. プロジェクトエンジニア [10年目]
  3. エンジニアリングマネジャー [15年目]
  4. デピュティプロジェクトマネジャー [20年目]
  5. プロジェクトマネジャー(またはダイレクター)[25年目]
  6. プロジェクト本部長 [30年目]
  7. 役員・トップマネジメント

設計出身ということで、エンジニアリングマネージャーを経てプロマネになるケースが多いように思います。

プロジェクトマネージャーってどんな人?

技術力以外はオールマイティですね。まさに真のプラントマンとも言うべき存在です。

プロマネの仕事内容や特徴については、以下の記事にまとめておりますので、こちらを参照頂ければ幸いです。

何だかんだ言ってエンジニアリグ会社の花形ポジションですし、俺が主役になりたい、社長を目指したい!という方はプロマネを目指しましょう!

いかがでしたか?

本記事では、設計エンジニアのキャリアパスについて説明させて頂きましたがいかがでしたか?

無理やり4つのケースにまとめた所もありますので、本当は例外がたくさんあります。

ここまで説明していおいて何ですが、キャリアパスは自分で作り上げていくものです。

他者の事例に学ぶべきことは多いですが、上記に理想のキャリアパスが見つからなかった方は、自分で開拓してやる!という気概で仕事に励んで頂ければと思います。

ではまた!