中小企業診断士について

「中小企業デジタル化応援隊」事業のIT専門家に登録してみた!登録方法をステップ毎に徹底解説【中小企業診断士必見】

どうも、Tomatsuです。

先日、中小企業庁と中小機構が共同運営している中小企業デジタル化応援隊事業の「IT専門家」として登録しました。

友人から聞くまではこの制度のことを全く知らなかったのですが、知名度がかなり低いわりに、副業・フリーランス人材として「ITを軸」に中小企業を支援にとってもお得な制度になっていることが分かりました。

本記事では、そんなお得な本事業の制度内容専門家登録の方法について解説したいと思います。

ITを専門とする中小企業診断士にとっても便利な制度になっていますので、ご存知ない方はぜひ最後まで読んでみて下さいね。

「中小企業デジタル化応援隊」事業とは?

事業の目的

「中小企業デジタル化応援隊」事業は中小企業庁と中小機構(中小企業基盤整備機構)が共同運営している事業です。

ざっくりとした目的は以下の通りです。

全国の中小企業・小規模事業者のさまざまな経営課題を解決する一助として、デジタル化・IT活用の専門的なサポートを充実させるため、フリーランスや兼業・副業人材等を含めたIT専門家を「中小企業デジタル化応援隊」として選定し、その活動を支援する取り組みです。

「中小企業デジタル化応援隊」事業HPより

ちょっとこれだけだと分かりづらいですね。

事業のPR動画もあがっておりますのでこちらもご覧ください。

事業内容

事業内容は、デジタル化やIT化に苦戦している「中小企業・小規模事業者」と、自身のITノウハウを使って企業を支援したい「フリーランス・副業人材」マッチングを支援するというものです。

ほかの「マッチングサービスとの違い」は要件を満たす支援提供を行ったIT専門家に対して、最大3500円/時間(税込)の謝金が「デジタル化応援隊」事業から支払われるということです。

IT専門家目線でいえばあまりお金に繋がらない初期相談、現状分析・課題抽出相談を受けやすくなったことになります。

IT活用に疎い中小企業・小規模事業者としてもいきなり「ECサイト作りましょう」とか「キャッシュレス導入しましょう」など具体的な提案をされても困りますが、「IT導入における課題抽出を行う相談段階」でIT専門家の知見を借りれるメリットがあります。

中小企業・小規模事業側には実費負担として最低500円/時間(税込)以上謝金が支払われることが要件になります。

つまり、IT専門家の設定単価が4,000円/時間で10時間の相談を実施した場合、中小企業の負担は 500円/時間 × 10時間 = 5,000円 となります。

対象となる業務

対象となる業務は以下の通りです。

  • デジタル化課題の分析・把握・検討
  • IT導入に向けた支援
    (例:テレワーク、Web会議、ECサイト、キャッシュレス決済、セキュリティ強化、など)

平たく言えば、幅広い「デジタル化関連のコンサルティング」が対象になります。

ちなみに、コンテンツ制作やデザイン等の「請負契約」は対象外となります。

本事業ではデジタル関連コンサルティングをはじめとした「準委任契約」が対象となります。

当事業に参加することのメリット

当事業に参加することのメリットは以下の通りです。

本業を抱えた複業診断士である私としては「副業・兼業でも参画可能なこと」は非常にありがたいですね。

また、本事業を通して新しい中小企業・小規模事業者のお客様とのコネクションが作れるのも嬉しいメリットです。

IT専門家の要件

IT専門家としての要件は以下の通りです。

  • 副業・兼業可能なこと
  • ITの知識・スキルを有すること

言いかえると「特別な資格は不要」ということです。

専門家登録の申し込み期限

専門家登録の申し込み期限は2021年1月31日までです。

報告書の提出期限

IT専門家は支援実施後、支援実施報告をしなければ謝金を受け取れません。

支援実施報告の提出期限は2021年2月28日となっております。

期限が迫っておりますので、思い立ったらすぐに申し込みましょう。

IT専門家としての登録方法

この制度の内容を知った私は、メリットしかないと思い速攻で申し込みました。

無事、登録に成功しましたので次に登録のステップについて解説したいと思います。

STEP.1 登録フォームにアクセス

まずは本事業専用のIT専門家登録フォームにアクセスしましょう。

STEP.2 必要な情報を登録

登録フォームにアクセスしたら以下の「必要情報」を用意の上、記入しましょう。

  • 氏名(漢字・カナ)
  • 住所・電話番号・メールアドレス
  • パスワード設定
  • 生年月日
  • 顔写真(5MBまで。帽子・マスク不可)
  • ホームページ(任意)
  • 職歴
    (領域名、職務期間、経験年数、実績コメント)
  • 得意な業種
  • 希望時間単価
  • 職務経歴書(5MBまで。pdfのみ)(任意)
  • 紹介者、団体の有無
  • 事務局マッチング希望
  • 登録時のマッチング状況
  • 法人番号(法人の場合のみ)
  • 口座情報
  • 身分証明書(5MBまで)
  • 認定経営革新等支援機関

詳細な情報は求められませんが、中小企業・小規模事業者へのアピールにもなりますので、手を抜かずに用意したいところですね。

ホームページ(任意)

ブログやホームページを持っている人はURLを貼りましょう。

どの程度評価されたかは分かりませんが、私はこのブログのURLを貼りました。

職歴
(領域名、職務期間、経験年数、実績コメント)

職歴を記入しましょう。

ちなみに、私は本業がIT関連ではないので、直近1年間の副業実績を記述しました。

具体的には以下のような内容を5件記入しました。

【記入例】

  • 領域名
    デジタルマーケティングツール導入
  • 職務期間
    2020年8月~2020年10月
  • 経験年数
    1年0か月
  • 実績コメント
    都内の○○業の□□向けにデジタルマーケティングツールである××を導入し、コンテンツマーケティングのコンサルティングと合わせて支援実施。PV数1.6倍増、HP経由の成約率2.5倍増に貢献。

領域名はプルダウンメニューから選択します。

  • テレワーク導入
  • オンライン会議導入
  • IP電話、ツール導入
  • 通信環境・サーバーツール導入
  • インターネットバンキングツール導入
  • 電子契約ツール導入
  • 各領域SaaS導入検討
  • EC構築
  • ホームページ構築
  • ERP導入
  • RPA導入
  • Web接客ツール導入
  • グループウェア導入
  • MAツール導入
  • メール配信ツール導入
  • オンラインイベントツール導入
  • チャットボットツール導入
  • ビジネスチャット/社内SNSツール導入
  • セキュリティ強化
  • ソフトウェアツール導入
  • DBサーバーツール導入
  • オンラインストレージツール導入
  • ワークフローツール導入
  • SFAツール導入
  • 販売管理ツール導入
  • 予約管理ツール導入
  • 予実管理ツール導入
  • イベント管理ツール導入
  • ペーパーレス推進ツール導入
  • ナレッジ管理ツール導入
  • マニュアル作成ツール導入
  • 名刺管理ツール導入
  • 研修(既存コンテンツ)デジタル化
  • 採用管理ツール導入
  • 採用管理ツール導入
  • 労務管理ツール導入
  • 人材育成ツール導入
  • 勤怠管理ツール導入
  • 入退館管理ツール導入
  • 人事評価ツール導入
  • 社員管理ツール導入(社員アンケート等)
  • 社員管理ツール導入(健康管理)
  • 給与・経費精算ツール導入
  • HR領域・オペレーション業務デジタル化
  • キャッシュレス対応
  • 見積り・請求・入金管理ツール導入
  • 会計管理ツール導入
  • AI
  • IoTツール導入
  • デジタルマーケティングツール導入
  • BtoBマーケティングツール導入
  • BtoCマーケティングツール導入
  • コミュニティ管理ツール導入
  • システム・アプリ開発管理ツール導入
  • クラウドファンディング導入
  • その他

職務経歴書(5MBまで。pdfのみ)(任意)

以下のテンプレートを参考に本事業用の職務経歴書を作成しましょう。

職務経歴書の提出は任意ですが、自身のアピール材料になりますので必ず提出しましょう。

私の場合は上記の「職歴」とは異なり、本業経験も含む経歴書を作成しました。

紹介者、団体の有無

こちらは「紹介者、団体等なし」でもOKのようです。

事務局マッチング希望

マッチングを希望の方は「事務局によるマッチングを希望」を選択しましょう。

登録時のマッチング状況

コネクションがない方は「事務局によるマッチング待ち」を選択しましょう。

法人番号

個人事業主、副業・兼業の方々は法人ではないのでスキップでOKです。

口座情報

以下の2枚の写真が必要になります。

  1. 通帳のオモテ面
  2. 通帳を開いた1、2ページ目の両方が確認できるもの
通帳(オモテ面)

 

通帳(1、2ページ目が見える状態)

 

ちなみに私は複業収入を全てネットバンクに集約しているのですが、ネットバンクは登録がトリッキーになるとのことで今回は泣く泣く三井さんにしました。

身分証明書

運転免許証やパスポートなどを添付しましょう。

STEP.3 入力内容を確認後、提出

情報の記入が終わったら入力内容を確認後、提出しましょう。

提出後、以下のようなメールを受領します。

Tomatsu様

この度は、デジタルか応援隊事業のIT専門家登録申請をしていただき、誠にありがとうございます。

申請いただいた内容を基に事務局にて審査を行います。

(中略)

※審査の結果、本事業にご登録いただけない場合がございますので予めご了承ください。

※万が一、本メール受信から1週間経過しても事務局から審査結果のお知らせが無い場合には、下記事務局までお知らせください。

通常、1~3営業日以内に連絡がくるようですが、1週間以上たっても連絡がこない場合はメールに記載の事務局連絡先まで連絡しましょう。

私の場合は提出の翌日に連絡を受けました。

STEP.4 登録完了の連絡を待つ

あとは登録完了の連絡を待つだけです。

受かっていたら、以下のようなメールが送られてきます。

Tomatsu様、

お世話になっております。

中小企業デジタル化応援隊事業事務局です。

この度は中小企業デジタル化応援隊事業のIT専門家へ登録申請いただき、誠にありがとうございます。

審査の結果、IT専門家登録が完了いたしましたのでご連絡申し上げます。

つきましては、IT専門家IDを発行しましたのでご確認下さい。

(以下省略)

こちらにログイン用のIDやパスワードが記載されていますので、色んな案件を探してみて下さいね。

今後は本事業を通じて頂いた仕事についても紹介したいと思います。乞うご期待!

まとめ

以上、本記事では「中小企業デジタル化応援隊事業」について解説させて頂きました。

本当はもっともっと細かいノウハウを紹介したかったのですが、長くなり過ぎましたので今回は以上となります。

もし本記事の内容でご質問ある方は是非コメント欄に書き込んで頂けると幸いです。

お答えできる範囲で答えさせて頂きます。

それではまた!