どうも、Webマーケター兼中小企業診断士のTomatsuです。
になったばかりの人
最近、中小企業診断士を取得しました。
診断士として食べていくには「専門性が必要」と言われるのですが、どうやったら専門性が身に付くか分かりません。。。
良い方法を教えて下さい。
こんなお悩みを抱えていませんでしょうか?
本記事では、専門性ゼロの状態からWebマーケティングのノウハウを身につけたことで、企業内診断士として顧問契約を複数結ぶことができた私が、新米診断士が悩みがちな「専門性を身につける方法」について解説します。
この記事を読めば売れっ子コンサルタントになるための第一歩が踏み出せます。
それではどうぞ!
- 専門性を身につけたいもののどうすれば良いか分からない方
- 中小企業診断士としてなかなか一歩が踏み出せない方
中小企業診断士として専門分野を作る方法
中小企業診断士は「経営全般の知識に精通した経営コンサルタント」と呼ばれます。
カッコいい響きですね。
しかし、資格を取得したからといって直ちに稼げるようになるわけではありません。
資格はあくまでも保有者の信頼性や評価価値(表面的な価値)を高めるものであって、コンサルタントとしての商品価値(サービスの価値)が高まる訳ではないからです。
専門性を身につけたい分野の案件を受けまくる
そこで必要になってくるのが「圧倒的な専門性」です。
圧倒的な専門分野を身につければ、それを必要としてくれる人は必ず現れますし、一度顧客が拓ければそこからマーケットを広げていくことは案外簡単です。
では専門性を身につけるにはどうすれば良いのでしょうか?
結論からいうと「専門性を身につけたい分野で、少し背伸びしたら出来るレベルの案件を受け続けること」です。
え?専門性もないのにいきなり案件を受けられるの?本や勉強会からスタートした方が良いんじゃないの?と思われた方もいるかもしれませんが、本や勉強会でのインプット学習はあまりオススメしません。
ここからは上記の理由と合わせて、正しい専門性の身につけ方の手順を紹介いたします。
正しい専門性の身につけ方
私がオススメする専門性の身につけ方は下記です。
言い方は違えど、この手の自己啓発記事でよく目にする「まずは行動。そして改善」と根本的に言っていることは同じです。
なぜ行動が必要になるのかというと、それは「壁にぶつかる経験」が専門性を身につける上で何よりも重要だからです。
その領域における壁とはすなわち、競合コンサルにとっては文字どおり参入障壁となります。
壁が高ければ高いほど参入障壁は高くなりますし、その越え方を知っているほど専門性が高くなる訳ですね。
本や勉強会では壁は見つからない
この手の話をすると「本を読んで一通り勉強してから」とか「新たな資格を取ってから」チャレンジするという方が9割以上を占めます。
これも良いとは思うのですが、個人的には遠回りと思ってしまいます。
理由は下記の通りです。
- ほんとうの学びはアウトプットからしか得られない
(自ら実践せずして学べるわけがない) - 真の壁は実案件からしか見つからない
(本や勉強会で紹介される課題はデフォルメされている) - モチベーションが続かない
(本や勉強会では成功体験が得られない)
診断士試験を通過された方なら、過去問メインのアウトプット学習に重点を置かれた方が多いと思いますが、これと全く同じです。
また、アウトプットとインプットの比率はどうすれば良い?という議論が良くなされますが、個人的には比率はどうでも良くて、大事なのは順番だと思っています。
○ 正しい順番
アウトプット⇨足りないところをインプット
× 間違った順番
インプット⇨アウトプット
アウトプットをすることで初めて足りない部分に気づくことができます。
一方、インプットから入ってしまうと網羅的に勉強しないと気が済まなくなり、いつまで経っても行動に移れなくなる訳ですね。
完璧に準備が整うことなんてあり得ないので、まずは案件を受ける(アウトプット・行動)ことからはじめましょう。
という訳でとにかく実践しましょう
壁にぶつかるには実践あるのみです。
私自身の例を申し上げると、ブログ運営の知見を活用してWebマーケティングの力を伸ばしたいと思ってからは、不安ながらも企業案件を受けまくっていました。
- SEOコンサル
- Webディレクション
- Webライティング
正直いま思えば知見のない状態から「よくこんな無謀な案件に手を出したな」と思うものもあります。
ただ、こういったプレッシャーのかかる経験からしか活きた知見は得られないと思いますし、都度必要な情報をインプットしながら進めていくと意外になんとかなりました。
実案件で得られた活きた知見を保有した状態でインプット学習を進めると、あらゆる要素が繋がり吸収が相当早くなります(まさにconnecting the dots)。
効率的に学びたいのであれば、やはり正しい順番は「アウトプット(実践)」⇨「インプット」です。
案件の獲得方法
案件を獲得し、実践することの重要性をご理解頂けましたでしょうか?
ではここからはおすすめな案件獲得方法を2つ紹介します。
- クラウドソーシングを活用する
- 案件を抱えている先輩をサポートする
①クラウドソーシングを活用する
一つ目はクラウドソーシングを使って案件を獲得する方法です。
クラウドソーシングとは「インターネット上で企業が不特定多数のフリーランスに対して業務をアウトソース(外注)する比較的新しい業務形態」を指します。
私もリファラル(紹介)でお仕事を頂けるようになるまでは、クラウドソーシング経由で多くの仕事を受けておりました。
下記分野の専門家を目指す方であればけっこう簡単に案件が見つかるかと思います。
- Webマーケティング
(SEO・オウンドメディア運用・Web製作・Webライティング、動画編集など) - ビジネスサポート
(補助金申請等の書類作成) - IT・プログラミング
クラウドソーシングの種類
本当に色んなプラットフォームを試してみたのですが、私の場合はウェブマーケティング支援に特化していることから、ウェブディレクション・SEO・コンテンツマーケ系案件は「Workship 」、ウェブ制作案件は「ミツモア 」から獲得しています。他にも近年下記の通り、色んなプラットフォームが設立されております。
[総合系]
- クラウドワークス
- ランサーズ
[週末起業系]
- 週末ワーカー
- プロの副業
- KAIKOKU
[顧問系]
- KENJINS
[スキルシェア・スポットコンサル]
- ココナラ
- ビザスク
取り扱われている案件はプラットフォームによって多種多様ですので、色々試しながら専門性を身につけたい分野の仕事を探して見ると良いでしょう。
最初の方は実績が無く、受注に苦しむかもしれませんが、顧客が喜ぶ「+αの提案」や「単価を下げる」などの工夫で実績をコツコツ積み上げられれば、自動的に案件が入ってくる仕組みが構築できるようになるでしょう。
プロフィールの書き方
クラウドソーシングで案件を獲得するにはプロフィールが大事になります。
効果的なプロフィールの書き方のサンプルを貼り付けましたので、ぜひご自身向けにカスタマイズしてみてください。
なお、プロフィール文は試行錯誤(トライアル&エラー)が大事なので最初から完璧を目指す必要はありません。
[プロフィール文テンプレ]
初めましてプロフィールを読んで頂きありがとうございます。
○○が得意な中小企業診断士の□□と申します。
・フリーランスのため、できる限り柔軟にご対応させていただきます。
・急ぎの案件等もお気軽にご相談ください。
・連絡は基本的にいつでも可能です。
▼可能な業務/スキル
・○○
・○○
▼資格
・中小企業診断士
・○○
▼経歴
○○歴□年、○○歴□年。
現在は中小企業診断士として○○向けの□□に携わっております。
▼実績例
・○○
・○○
※守秘義務の都合上、記載できない実績もございます。
個別にはお話できるものもございますので、ご興味を持っていただけましたらお気軽にご連絡ください。
▼得意/好きなこと
・○○
・○○
ご興味持っていただけましたら、メッセージでお気軽にお声がけください。
どうぞ宜しくお願いいたします!
②案件を抱えている先輩をサポートする
次に二つ目の方法を紹介します。
クラウドソーシングで「専門性を身につけたい分野の業務」が見つからなかった場合は「案件を抱えている先輩のサポート」に回ることも考えましょう。
ただし、案件のサポートに入らせてもらうにも、しかるべきステップがあります。
- 案件を抱えている先輩とコネクションを作る
- 案件を紹介してもらえるよう先輩にGiveしまくる
①案件を抱えている先輩とコネクションを作る
当たり前ですが、まずは、案件を抱えている先輩と知り合わなくてはいけません。
最も手っ取り早い方法は「専門性を身につけたい分野の研究会に入ること」です。
研究会によっては仕事の斡旋を行っていない所もありますが、それはあくまで「研究会として」であって、中にいる方が仕事を紹介してくれない訳ではありません。
研究会の参加目的はあくまで「机上の勉強をすること」ではなく「実践機会を得るため」とする必要はありますが、どの先輩がどのような案件に携わっているか?などの情報収集のためにもめぼしい研究会には参加するようにしましょう。
下記記事に、中小企業診断士の研究会情報をまとめておりますのでぜひ参考にしてみてください。
②案件を紹介してもらえるよう先輩にGiveしまくる
目標となる先輩が見つかったら、その人から仕事を分け与えてもらえるようGiveしまくりましょう。
なぜなら、あなたがその先輩と仕事したいのと同じように他のメンバーもその先輩と仕事をやりたがっているからです(少なくとも可能性は高い)。
つまり、面白い案件があれば一番最初に想起してもらえるような人間になる必要があるということです。
Giveの方法は簡単なものでOK。
- 雑用を引き受ける
⇨ただし能動的に引き受け指示待ちにならないこと。指示待ちになるとかえって面倒。 - 教えてもらったことを実践し結果をフィードバックする
⇨教える側としても事例のストックにつながるので有難がられる - 先輩の言いたいことを代弁する
⇨先輩自身が言いづらいこと(例:自身のサービスのPR)を代弁してあげる
上記に限らず、相手方にとって有難がられる行動をとれればOKです。
ここを徹底できるか否か?で案件獲得の成否が分かれると言っても過言ではないのですが、意外に多くの方が上記を理解していません。
ポイントは案件が降ってくるのを待つのではなく、自ら仕掛けていくというスタンスです。
また、案件を降る側にもかなりの負担がかかりますので、その負担を下げるための労力を惜しまないことが重要となります。
ビジネスの基本は価値提供ですので、相手から何かを求める場合は、先に「自分の方から与える」ことを意識した方が良いでしょう。
まとめ
以上、本記事では「中小企業診断士として専門分野を作る方法」について解説させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
実践から入ることは心理的にも負担が大きく簡単なことではありません。
ただし、副業で取り組む分には、ほぼリスクフリーですし、診断士試験の勉強で時間を抽出できたあなたなら絶対に時間は作れるはずです。
本記事に1ミリでも共感された方はぜひ実践経験を勝ち取るために行動を初めて下さい。
もし本記事の内容でご質問ある方は是非コメント欄に書き込んで頂けると幸いです。
お答えできる範囲で答えさせて頂きます。
それではまた!