中小企業診断士について

企業内診断士が「抱えがちな悩み」3選【解決策も紹介】

どうも、Tomatsuです。

企業内診断士

晴れて中小企業診断士になりました!

しかし企業内診断士として活動する予定で、多くの制約を受ける中で何ができるのかが分かりません。。。

企業内診断士がどのように活動すべきか教えて頂けませんでしょうか?

多くの方々が悩むポイントですね。

一発合格道場のロケットスタートセミナーに登壇させて頂いた際にも、上記に関連した質問が最も多かったです。

アンケートの種類によって結果は変わりますが、企業内診断士の割合は全体のおおよそ7割と言われており、中小企業診断士の大多数を占めます(27,000人中19,000人)。

その中で無視できない数の方々が、上記の質問に挙げられた悩みを解決できず、更新要件を満たすことなく資格を失効させております。

資格取得の目的は個々人によって異なるかと思いますが、資格をまったく使うことなく失効させてしまうのは、大変もったいないですね。

そこで本記事では、企業内診断士が抱える「悩み」とその「解決法」について解説させて頂きたいと思います。

本記事を読み終えることで、今後の活動指針が見えてくるはずです。

それではどうぞ!

企業内診断士が抱える悩み

では、企業内診断士はどのような悩みを抱えているのでしょうか

ぜんぜんMECEになってないですが、私が伺った中で多かったものを分類すると下記の通りとなります。

  1. 本業スキルが中小企業支援に役に立たず、今後の方針が見つかっていない
  2. 会社勤めなので時間がとれない
  3. 副業禁止されている系

私自身、本業を抱える企業内診断士であり、現在進行形で悩んでいるポイントでもありますので大変共感できます。

ここからは個別の悩みに対して解決の糸口を紹介できればと思います。

ご自身に当てはまるものまで飛んで下さい。

①本業スキルが中小企業支援に役に立たず、今後の方針が見つかっていない

試験に合格したのは良いものの本業スキルがどの分野に役に立つのか分からず、今後の活動指針が立てられていない

このような悩みを抱えている方も多いと思います。

「いやいや、これは独立診断士も抱える悩みじゃないの?」と思われるかもしれませんが、ちょっと違います。

なぜなら独立診断士は、独立を決心する段階で「どの領域で勝負するかを決めている」、もしく「出たとこ勝負で戦っていく決心がついてるため上記で悩まない」からです。

つまり、今後の方針が決まっていないことで悩んでいる方々の大半が「企業内診断士」なのです。

私自身、会社員として石油・ガス系プラントのエンジニアリングに携わっておりますが、本業のスキルがどのように中小企業支援に結び付くのかが全くイメージできず、資格取得後の数か月間かなり悩みました。

解決策:多くの情報に触れ、ライフワークにしたい領域を決める

ではこの問題はどのように解消していけば良いのでしょうか?

結論は多くの情報を集め、ご自身のライフワークにしたいと思う領域を決めることです。

なぜならライフワークにしたいほどの領域であれば「その領域について楽しみながら学習でき、最終的には顧客に還元できるくらいのノウハウを身につけることが出来るようになるから」です。

「1万時間の法則」という言葉がある通り、ある特定の分野でプロフェッショナルを目指そうと思うと、それなりの時間を費やさなければなりません。

これは単純計算で、1日3時間でも10年弱かかります。

ご自身が興味を持てる分野でなければそんな時間はとても費やせないですよね。

私も含め、本業のスキルが中小企業支援に繋がらないことを悩んでいる人は多いです。

ただし、ここを悩んでいてもしょうがないので、せっかくであれば、興味のある領域(ライフワークにしたいと思う領域)で知見・ノウハウを身につけていくという思考に切り替えた方が良いですね。

あと、こんな事を言っては元も子もないですが、興味のある領域の知見を身につけるために転職するのもアリだと思います。

どうやってライフワーク領域を決めるか?

ではライフワーク領域はどうやって決めればよいのでしょうか?

これには下記のとおり幾つか方法があります。

  • 先輩診断士の話を伺う
  • 多くの研究会をのぞかせてもらう
  • 本で情報収集する
  • ずっと興味を持っていた分野に取り組んでみる

上記に取り組む過程で、「これなら熱くなれそうだ!」という領域や、「うわぁ、こんな先輩みたいになりたい」といったロールモデルが見つかるはずです。

私の場合はYouTubeで「マナブさん」を拝見し、その後、

  1. ブログ開始
  2. うわぁ、ブログおもしれ~
  3. あれ?ブログってWebマーケに使えるかも?
  4. Webマーケティングをもっと勉強したい
  5. Webマーケティング関係の仕事開始

という流れで、WEBマーケティング専門の中小企業診断士になりました。

つまり私の場合のロールモデルは「マナブさん」ということですね。

ちょっと話が逸れてしまいましたが、後々違ったらすぐに方向修正すれば良いだけで、まずは「これだ!」と思ったら飛びついてみるのが良いと思います。

ちなみに、中小企業診断士の研究会については、「中小企業診断士の研究会・勉強会とは?【1年目の方必見】」にまとめておりますので、是非参考にしてみて下さい。

特定の領域が決まったら、インプット学習ばかりではなく、実践でアウトプットする機会を作る方法を考えるのも重要です。

この点に関しては別記事にまとめようと思います。

②会社勤めなので時間が無い

次に多い悩みが時間がないことです。

「本業が忙し過ぎて何もできていない。。。」と悩まれている人も相当多いと思います。

これは私も現在進行形で悩んでいる点です。

一日100時間あれば「あんなこともしたい」「こんなこともしたい」と色々妄想してしまいますよね。。。

解決策①:平日夜または週末に参画できるスポット案件

まず最初に検討すべきはスポット案件への参画です。

案件の見つけ方は幾つかありますが、主に下記の3つに分類されます。

  1. 先輩・知人経由で紹介してもらう
  2. クラウドソーシングを使う
  3. 自分で営業する(HP・SNS・DM・テレアポ)

一番ハードルが低いのは先輩・知人経由で案件を紹介してもらうことです。

これは普段の人脈がものを言うので、人脈をお持ちの方は大いに紹介してもらった方が良いでしょう。

一方、人脈が乏しい方は②のクラウドソーシングを使った案件獲得を検討するのが良いでしょう。

クラウドソーシングの活用法については「フリーランス中小企業診断士として独立・週末起業する前に「準備しておくべきこと」5選」で解説しておりますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

近年、副業がブームしておりますので、平日夜・週末に対応できる案件はかなり多く存在します。

時間が無い中、スキル維持にも役たちますのでぜひご検討下さい。

仕事を受けるには大前提として、ご自身のキラーコンテンツ(提供価値の高いスキル)を持っておく必要があります。

「何もスキルが無い。。。」とお悩みの方もいるかと思いますが、そのような方は時流に乗ってWebマーケティングを身につけるのをおすすめします。

Webマーケティングは、今後、中小企業診断士が絶対身につけなければならないスキルであると断言できますし、身につければ時間が限られたサラリーマンでも安定的な収入が得られるようになります。

以下に参考記事を載せておきましたので、興味があればぜひ!

解決法②:資産価値の高い事業を構築する

二つ目の解決方法は資産価値の高い事業を構築することです。

小難しい言葉で表現しましたが、要は「自分が寝ていても勝手に仕事をしてくれる仕組みを作る」ということです。

やり方は幾つかあります。

  1. ブログ運営
  2. 仕事の斡旋
  3. 本の執筆
  4. WEBアプリ・ネイティブアプリの開発
  5. WEB事業の開発

中にはハードルの高いものも含まれておりますが、企業内診断士として時間が限られている中、価値を提供していきたいと考えるなら上記のいずれかを目標とすべきです。

ちなみに、個人的なおすすめはブログ運営です。

理由は、上記の中で一番手っ取り早く始められる資産性の高い副業だからです。

下記にブログ運営がおすすめな理由と、具体的な始め方が分かる参考記事を載せておきましたので、興味があれば覗いてみて下さい。

③そもそも診断士としての副業を禁止されている

次が最後です。

意外に多く相談されるお悩みが会社から副業を禁止されていることです。

幸い、私が勤めている会社は「上長・人事の許可があれば副業可」なのですが、中には就業規則上、副業禁止に係る文言がないにも関わらず、人事に聞いてみたら副業禁止と言われてしまう会社もあるようです。

人事に一度NGを食らったからといって諦めてしまうのは勿体ないので、その場合、まずは「何が理由で認められないのか?」をヒアリングし、適切な解答を用意することを考えるべきです。

一方、ダメなものはダメと押し切られていしまうケースもありますし、余りにしつこいようだと上司・人事に目をつけられる可能性があります。

会社からNGを食らっているにも関わらず、無断で副業した場合は懲戒処分を受ける可能性がありますので、絶対にやめましょう。

解決策:プロボノ活動を行う

副業が禁止されている方に対して紹介したい解決策はプロボノ活動に参加することです。

プロボノ(Pro bono)とは、専門家が専門知識やスキルを無償提供し、社会の役に立てるためのボランティア活動を指します。

プロボノの形態を取っていれば収入は入ってきませんので、副業とはみなされません。

スキル維持・向上にも役経ちますし、何より副業が解禁された場合の実績作りにも繋がります。

実務ポイントも付けられますので、資格の更新にも役立ちますね。

最近知ったのですが、神奈川県協会には「つぎ夢経営研究会」という研究会があります。

こちらの研究会では「経営支援が必要な中小企業・小規模事業者」と「腕を振るう機会が必要な中小企業診断士」をマッチングしております。

まさにプロボノですね。

他の都道府県にも同様の研究会があるはずなので、気になる方は調べてみて下さい。

収入がないとやる気が出ない

プロボノの効用は分かるんだけど、どうしても「収入がないとやる気がでない」という方もいらっしゃるかと思います。

そのような方に考えて頂きたいのは下記です。

  1. すでにマネタイズできるサービス・スキルを持っているか?
  2. 顧客獲得の目途は立っているか?

もし、両方とも「YES」であれば、「現在の会社を継続」、「副業可能な会社に転職」、「独立」の3つのオプションのメリット・デメリットを整理し、今後の打ち手を考えるべきです。

一方、どちらかでも「NO」であった方は、プロボノ活動をきっかけに①&②の両方を「YES」に昇華させていくステップを経てから今後の活動を考えことでも良いと思います。

まとめ

以上、本記事では「企業内診断士が抱える悩みと解決法3選」について解説させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

もし本記事の内容でご質問ある方は是非コメント欄に書き込んで頂けると幸いです。

お答えできる範囲で答えさせて頂きます。

それではまた!

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