中小企業診断士について

中小企業診断士の研究会・勉強会とは?【1年目の方必見】

どうも、Tomatsuです。

中小企業診断士

中小企業診断士に合格すると研究会に所属できると聞いたのですが、そもそも研究会って何でしょうか?

先輩診断士の会話の節々で良く出てくる「○○協会の××研究会」や「□□支部の△△会」などの診断士団体。

中小企業診断士に合格すると、こういった研究会や勉強会などの団体活動に参加できるようになります。

研究会への参加はお金も掛かりますし当然任意ですが、ヨコの繋がりを通じて得られる情報や「繋がりそのものの価値」は貴重です。

合格直後で余裕がある方は1年目の特権を活かして多くの研究会を見学させてもらうと良いでしょう。

一方、見境なく「あれもこれも」と手を広げすぎてしまうとご自身の生活が破綻してしまう恐れもあります。

そこで本記事では研究会参加の目的・意義や選び方について整理させて頂きます。

この記事を読むことで今後の診断士活動のヒントが得られるでしょう。

▼最近はじめたYouTubeでも解説しております!ちょっと内容は異なりますが、こちらも覗いてみてくださいね!

そもそも研究会とは?

そもそも中小企業診断士で構成される研究会とはどのような目的で運営されているのでしょうか?

活動内容・領域は団体によって異なりますが、どの団体もおおまかな目的として下記を掲げております。

  1. 専門性を磨きレベルアップすること
    (合格後も勉強を継続し顧客から求められる存在で居続ける)
  2. 中小企業診断士としての人脈形成
    (診断士はヨコの繋がりが強固なことが強みである)
  3. 仕事の紹介・斡旋
    (仕事は人づてに紹介されることが多い)

特に①と②に重きを置いている団体が多いと感じております。

どんな領域が扱われているのか?

中小企業診断士はあくまで経営全般を診る資格であって、コンサルタントとして顧客に対して価値提供するには専門性を身につける必要があります。

そこで、各研究会では下記の通り、あらゆる領域が取り扱われております。

  • 事業再生・事業承継・M&A
  • 組織・人材開発
  • 業界別勉強会
    (製造・農業・サービス・飲食など)
  • IT・DX
  • 海外進出
  • マーケティング
  • まちづくり・地方創生

また、研究会とは若干異なりますが、プロコン要請を目的とした「経営革新のコンサルティング・アプローチ(東京中央支部認定マスターコース)」のような種々マスターコースや、「取材の学校」のようにコンサルティングに不可欠な取材力を向上させるためのプログラムがあります。

誰が運営しているの?

ところで、このような研究会は「誰が運営しているのでしょうか」?

多数は、東京都中小企業診断士協会のような各都道府県の中小企業診断士協会が運営しています。

一方、なかには中小企業政策研究会のように所属員350名を超す任意団体によって運営されているものもあります。

研究会はどうやって選ぶと良いか?

研究会の選び方に正解はありませんが、基本的には今後ご自身が専門性を高めていきたい領域で選ぶべきでしょう。

ただし、その他にも気にすべき点として下記が挙げられます。

  • 開催日(平日夜 or 週末)
  • 参加要件(初心者OKか否か)
  • 出席義務の有無
  • リモート参加可否
  • 会費
  • 研究会の雰囲気(体育会 or ゆるふわ)

特に、研究会の雰囲気については実際に参加してみないことには分かりませんので、気になる研究会があれば「見学させて頂くのが良い」でしょう。

多くの研究会では、勉強会の開催後に懇親会を設けることが多いので、そこでメンバーの雰囲気や相性を確認できます。

多くの研究会は参加メンバーを募集しておりますので、初回は参加費無料のところも多いです。

最初の方は並行して複数の研究会に参加してみるのも良いでしょう。

研究会の情報ってどうやって集めれば良いの?

基本的に人づてに教えてもらうか、ご自身でインターネット調査するしかありません。

これまでは東京都診断士協会の「スプリングフォーラム」や大阪協会の「新歓フェスタ」のように研究会・勉強会の合同説明会が開催されていましたが、コロナ以降、F2Fのイベント自粛の流れを受けて、オンライン開催が進みました。

今年も合同説明会はオンライン開催されることになるかと思いますので、ご自身の活動拠点となる都道府県の診断士協会HPは頻繁にチェックするようにしてください。

アフターコロナにおいては、オンライン開催の研究会・勉強会も多くなってきております。

参加したい研究会が見つかったら、ご自身の活動拠点に捉われず、オンライン参加が可能かどうかヒアリングしてみましょう。

どんな研究会があるのか?

ここからは下記の領域別にどんな研究会があるのかをまとめてみました。

  • 事業再生・事業承継・M&A
  • 組織・人材開発
  • 業界別勉強会
    (製造・農業・サービス・飲食など)
  • IT・DX
  • 海外進出
  • マーケティング
  • まちづくり・地方創生
  • その他

気になる研究会が見つかったら是非幹事の方にコンタクトしてみて下さいね。

Tomatsuが参加したことのない研究会もありますので予めご了承下さい。

事業再生・事業承継・M&A

組織・人材開発

業界別勉強会
(製造・農業・サービス・飲食など)

IT・DX

海外進出

マーケティング

まちづくり・地方創生

その他

この記事でカバーしきれないほど多くの研究会が存在しますので、上記はあくまで参考としてください。

ご自身で動きながら1次情報を基に最適な研究会を見つけてみて下さいね。

「デジタルマーケティングラボ」始動!

最後にPRです!

このサイトをご覧になっている方はご存知かもしれませんが、私は現在WEBマーケティング領域で診断士活動を実施しております。

この度、WEB/デジタルマーケティング領域でヨコのつながりを形成したいなと思い、中小企業政策研にて「デジタルマーケティングラボ」を設立しました。

政策研の説明会が公表されたら改めてデジタルマーケティングラボのご案内を差し上げたく、少しでも興味のある方は「お問い合わせページ」から連絡いただければ幸いです。

目的

「中小企業にデジタルマーケティングをもっと身近に」をモットーに、中小企業経営における重要課題である売上向上を支援していくためのデジタルマーケティングツールや方法論を検討し、実践を通じて使えるスキルを身につける。

なぜ今デジタルマーケティングなのか?

  • デジタル広告需要の増加しているため
    (2019年にテレビ広告費を抜いてトップに!)
  • コロナ禍においてデジタル媒体の重要性が高まっているため
  • デジタルマーケティングは売上向上に直結するため
    (企業が倒産する理由のNo.1は販売不振)

方針

「デジタルマーケティング」をキーワードに、診断士活動の情報交換、事例紹介、ネットワーク形成のきっかけとなる「場」を目指します(独立・企業内問いません)。

私自身もデジタルマーケティングを始めたばかりですので、一緒に切磋琢磨できる仲間を探しております。見学・様子見入会OKです。少しでも興味がある方はぜひ!

[求める人材像]

  • オウンドメディア(ブログ・SNS)を保有し、自らデジタルマーケティングを実践している方(あるいは実施する予定の方)
  • マーケティングや消費者行動に対する興味・関心を持っている方
  • 新しいツール・考え方への好奇心を持ち、自ら学習できる方

活動内容

2021年1月に設立しました。

立ち上げ期は、下記のようなあらゆる活動を試していきたいと思っています。

  1. デジタルマーケティングを題材とした勉強会(相互学習)
    (HP製作・ECサイト製作・Webディレクション・Web解析・SEO・コンテンツマーケティング・SNS・運用型広告・グロースハック)
  2. デジタルマーケティング成功事例の分析研究
  3. デジタルマーケティング実務家による講演会
  4. デジタルマーケティングを活用した中小企業支援
  5. メンバーが保有するオウンドメディア(ブログ・SNS・YouTubeなど)の改善ワークショップ

上記に限らず、中小企業向けのWEBマーケティング書籍出版等にもチャレンジしていきたいと思っています。もちろんメンバーからの持ち込み企画はいつでも大歓迎です!

活動頻度・実施日

奇数月の第2土曜日午後(キックオフにて年間開催日を決定)

*上記以外にSlack, Discord等で適宜情報交換を行う

その他

  • 設立後まもないフレッシュなチームですので、スタートアップメンバーとして自由な企画を実装可能!
  • 適宜、親睦イベント開催いたします!

まとめ

以上、本記事では「中小企業診断士の研究会・勉強会」について解説させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

もし本記事の内容でご質問ある方は是非コメント欄に書き込んで頂けると幸いです。

お答えできる範囲で答えさせて頂きます。

それではまた!

POSTED COMMENT

  1. nakano より:

    中小企業診断士の研究会について興味がありましたので本記事興味深く拝読させていただきました。ありがとうございます。
    質問させてください。研究会とは有志をもって、共通のテーマでの勉強会という印象を持ちました。中小企業診断士の立場でビジネスを拡充(仕事や案件を発掘する)するという観点で研究会はどのような役割を担っていますでしょうか。 中小企業診断士の課題として、資格の難易度は高いもののなかなか仕事にありつけないという課題もございます。研究会の活動を活用すればビジネスチャンスが広がるのではと思い、何か活動されていることがあればと思いコメントさせていただきました。 また小生は中小企業再生にあたり、中小企業診断士の方ともっと接点を持ちたいとか投げています。研究会の一覧など情報はございますでしょうか。

    • tomatsu より:

      nakano様
      コメント頂きありがとうございます!私見にはなりますが、頂いたご質問、下記にて回答差し上げます。

      中小企業診断士の立場でビジネスを拡充(仕事や案件を発掘する)するという観点で研究会はどのような役割を担っていますでしょうか。
      研究会の活動を活用すればビジネスチャンスが広がるのではと思い、何か活動されていることがあればと思いコメントさせていただきました
      >おっしゃるように研究会はある共通のテーマで勉強会を実施することを目的としているケースが多いです。一方で、中には、ある所属診断士が開拓した仕事を他の所属診断士に紹介したり、研究会メンバーでプロジェクトチームを組成して一緒に案件を受ける、といったギルド的な運営をしている研究会もございます。実際に私が運営しているデジタルマーケティングラボという研究会では、このような運営を行なっております。

      また小生は中小企業再生にあたり、中小企業診断士の方ともっと接点を持ちたいとか投げています。研究会の一覧など情報はございますでしょうか。
      >あいにく再生分野は詳しくなく、私自身は参加したことがありませんが、東京協会の中小企業再生承継研究会(CSS研)は、アクティブな印象を受けますし、HP上にも最新スケジュール・活動が掲載されております。もし東京にお住まいでしたら覗いてみてはいかがでしょうか(他地域にお住まいでしたらご容赦ください)。

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