中小企業診断士について

中小企業診断士の仕事内容に「求められるスキル」5選

どうも、Webマーケター兼中小企業診断士のTomatsuです。

中小企業診断士ってどんな仕事してるんだろう?

中小企業診断士に求められるスキルってなんだろう?

受験生の方で、このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

中小企業診断士の仕事内容は他士業と比べても圧倒的に広く、一般化しづらい部分もありますが、本記事では私自身の経験も踏まえて診断士に求められるスキルについて解説したいと思います。

若輩者ではありますが、企業内診断士ながら3社の顧問契約を持っている経験はそれなりに参考になるかと思いますので、ぜひ最後まで読んで頂ければ幸いです。

中小企業診断士の仕事内容とは?

まずは中小企業診断士の仕事内容について見ていきましょう。

[中小企業診断士の仕事内容]

  1. コンサルティング(顧問・スポット)
  2. 補助金
  3. 講演会・セミナー
  4. 執筆

中小企業診断士は、支援先企業に対する経営診断・指導に加えて、国や自治体が提供している補助金の申請支援や、セミナー・講演会への登壇雑誌・ウェブメディア等の執筆業務、など幅広い領域をカバーすることが出来ます。

このように、診断士は幅広い領域で活躍することが可能です。

各コンサルタントは「融資支援」「再生支援」「事業承継」「組織開発」「IT導入」「海外展開支援」「マーケティング支援」など、自分自身の得意領域を軸にサービスを展開されているイメージです。

コンサルティング=「経営課題の策定」&「解決につなげる助言」

補助金、セミナー、執筆など多様な業務があると申し上げましたが、中小企業診断士のコア業務はなんと言ってもコンサルティングです。

コンサルティングとは企業の様々な経営上の課題を明らかにし、解決に繋がる助言を行うことを指します。

中小企業経営者の多くは日々の業務をこなすことに精一杯で、経営上の課題を考える余裕がなありません。

このような経営者の懐にスッと入り込み、経営者の観察・ヒアリングを通して現状(As is)分析を実施し、あるべき姿(To be)の定義を通じて、経営課題を明らかにし、具体施策(Action Plan)の策定を行うことが主要業務となります。

中小企業診断士2次試験では、事例企業に対する「診断」と「助言」が求められますが、2次試験の勉強を通じて知らぬうちにコンサルタントとしての下地が形成されるようになっているわけです。

中小企業診断士は基本「クライアントワーク」

他の士業にも言えることですが、診断士業務はクライアントワークです。

自分自身でが勝手に要件やスペックを決められる「自社商品」や「自社サービス」などと異なり、どんな形になるか分からない依頼主の要望に対して、依頼主が満足する形で応えなければなりません

言い換えると、ビジネスにおける主語はあくまで「依頼主」であって、診断士自身はあくまで「サブ」の役割を担います。

このことから、診断士は劉備元徳のようなリーダーではなく、諸葛亮孔明のような「参謀」に憧れる人が多いと言われています←どうでも良いですねw

つまり自分自身をビジネスの主人公にしたい方は、性格面であまり向いていない可能性があります。

Tomatsuの場合:Webマーケティングコンサルタント

私の場合は、Webマーケティングを専門に下記のような仕事をさせて頂いております。

[コンサルティング]

  • マーケティング戦略・戦術立案
  • SEO(検索エンジン最適化)コンサルティング

[実行支援]

  • ECサイト立ち上げ実行支援
  • WEB広告運用支援(Google広告、Facebook広告)
  • オウンドメディアディレクション

最初はツテも能力も無かったので、クラウドソーシングを活用しながら「実行支援」の仕事を取っていたのですが、専門性を身につけるうちに、紹介などを通じて、より上流のコンサルティングの仕事が増え始めたイメージです。

Webマーケティング関連の相談を軸としておりますが、診断士試験で培った広い知識がありますので、雑多な悩み相談にも応じております。

個人的に一番大切にしていること

少し稚拙な表現になりますが、個人的に一番大切にしていることはクライアントに寄り添う意識を持つことです。

最近メディア等でよく「クライアント理解に努めろ」という表現を耳にすることが多いのですが、自分が一番近しい家族の理解も難しいのに赤の他人であるクライアントの理解など到底不可能ですし、「理解できる」と思うこと自体が傲慢な考え方だと思います。

「理解に努める」という意識でいると、「理解できたつもり」に陥るリスクがあり、真の課題を深掘りできずにサービスの品質を落としてしまう懸念が生じます。

しかし「クライアントに寄り添うこと」は可能です。

クライアントが話を聞いてほしいと思っていると感じればとことん聞く。

クライアントが悩んでいたら一緒に悩ませて頂く。

このように、クライアントに寄り添う気持ちがサービス品質に反映され、結果、クライアントの高い満足度につながるものであると感じております。

言い換えるとこちらが「心底サポートしたい」と思えるような方としか働きたくないですし、クライアントに対してもある程度カルチャーフィットを求めるスタンスで仕事をしております。

中小企業診断士に「求められるスキル」5選

ちょっと長くなりましたが、ここからは上述の仕事内容を踏まえ、診断士に求められるスキル」5選(独断を解説させて頂きます。

1.社長の悩みを引き取るスキル

一つ目は社長の悩みを引き取るスキルです。

中小企業の経営者は、売上、資金繰り、人事制度、クレーム、離職、設備投資、など日々あらゆることに頭を悩ませております。

一つ悩みが解消されたら、また次の悩みが生じ、、、このサイクルを無限に繰り返します。

また、経営面で従業員に余計な心配を加えたくないという思いが働くため、このような悩みは従業員に共有できません。

そんな中、中小企業診断士として重要な役割があるとすれば、それは「社長の悩みを引き取ること」でしょう。

社長には無限の悩みがあります。それらを部分的にでも他者に受け取ってもらえたらどれだけ気持ちが軽くなるでしょうか

例え経営者の悩みが専門分野外の内容だったとしても「そちらに関しては私の方で引き取ります」と申し出る姿勢が診断士には求められると感じますし、そのための心持ちやコミュニケーション能力を含めた「悩みの引き取りスキル」が重要であると感じます。

悩みを「引き出す」のだけでなく「引き取る」姿勢を示し続ければ、顧客の信頼を獲得することにつながるでしょう。

2.専門家へのつなぎ役(仕切る)

二つ目は専門家への繋ぎ役を担うスキルです。

これは一つ目のスキルとも関連するのですが、経営者は日々あらゆる悩みを抱えております。

これらの悩みに対して、中小企業診断士である「あなた」が解決する必要性はありませんが、少なくとも誰に相談すれば解決できるのか?を判断するスキルは必要となります。

たとえば、財務・税務面の話であれば「税理士」、法律面であれば「弁護士」、知財面であれば「弁理士」、ウェブ集客面であれば「ウェブ制作者」など、中小企業診断士として経営者の悩みを咀嚼し、専門家につなぐための素養は身につけておかねばなりません。

また、〇〇面なら□□さんといったように、依頼先をあらかじめ持っておくといった人脈も重要な要素となります。

3.仕事を獲得するスキル

三つ目は仕事を獲得するスキルです。

端的にいうとマーケティングスキルですね。

よく診断士には営業力が求められると言われますが、営業の目的はあくまでも「仕事を獲得すること」ですので、お客様が勝手に問い合わせてくれるような仕組みが作れれば営業は不要です。

また、対面営業で獲得するのか、WEBマーケティングで自動集客装置を作るのか?はご自身のスタイルによって選べば良いと思いますが、一番大事なのは待ちの姿勢では仕事は降ってこないということを理解することです。

仕事の受注に向けたアクションを開始するのにベストタイミングは「今」ですので、クライアントワークを実施したいと考えられている方は、今すぐに具体的な行動(売り込みをかける、ネットワークを広げる、HP・ブログを作る、など)に移ってみて下さい。

4.学び続けるスキル

これをスキルと呼んで良いのか分かりませんが、四つ目は学び続けるスキルです。

コンサルティングを生業とする中小企業診断士の売り物は自分自身の能力・ノウハウのみとなりますが、VUCA時代と言われる現代において、能力やノウハウの陳腐化スピードはこれまで以上に早くなってきております。

例えば、私が専門とするデジタルマーケティング分野においては、新しい技術(Facebook広告、MAツール)や規制が目白押しであり、学習をストップしてしまうとすぐに周回遅れとなってしまうリスクがあります。

新しいサービス・技術が出てきたらお客様に試してみる前に自分で使ってみる」「最新動向に触れるために日々情報収集を行うなど、診断士として学び続ける意識・姿勢が重要です。

5.自信満々に振る舞うスキル

最後は自信満々に振る舞うスキルです。

上述の通り、診断士業務は「クライアントワーク」がベースとなりますが、クライアントワークにおいては依頼主から想定外の要望が降ってくることは日常茶飯事です。

この想定外の要望が降ってきたときに、自信満々に受け止めることができるか?またはピヨってしまうか?で大きな分かれ道があると思った方が良いでしょう。

依頼主としては、コンサルタントには堂々といて貰わないと不安になりますので、そうならないよう日々胆力を磨き続ける必要があります(想定外が訪れることを想定しておく)。

まとめ

以上、本記事では「中小企業診断士の仕事に求められるスキル5選」について解説させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

本記事が皆さまのお悩みにダイレクトにお答えできていれば嬉しいです。

もし、「この内容がよく分からない」「深掘りして欲しい」みたいなコメント・要望があれば是非コメント下さい。

可能な限り解答させて頂きます。

それでは最後まで読んで頂きありがとうございました。