中小企業診断士について

中小企業診断士とMBAの違いは?難易度・費用・活かし方を比較

どうも、Tomatsuです。

MBAか診断士で迷っている人
  • 中小企業診断士とMBAの違いって何?
  • 経営を体系的に学べるっていうけど具体的に何を学ぶの?
  • それぞれどうやって活かすの?
  • 費用はどのくらいかかる?
  • 難易度は?

このような疑問を抱えていませんでしょうか?

私の診断士受験の目的は経営を体系的に学ぶことでしたので、MBAについても当然調べました。

というか、MBAの方が段違いに知名度が高いですし、恥ずかしながらそもそも中小企業診断士という資格があることすら知りませんでしたので、MBAの調査から始めたというのが正しいですね。

当時は金銭面の制約からMBA路線を捨ててしまっていましたが、今振り返ってみると、もう少し冷静に考えても良かったかな?と思っています。

本記事では、MBAを持っている友人へのヒアリングを基に「中小企業診断士とMBAの違い」についてあらゆる観点から解説したいと思います。

この記事を読み終えることで「MBAか?中小企業診断か?」で悩んでいる方もどちらを目指すべきか?が判断できるような状態になると思います。

中小企業診断士とMBAの違い

まずは両者の違いをざっくり表にまとめてみました。

診断士は「国家資格」、MBAは「学位」

まず大前提ですが、中小企業診断士は「国家資格」であり、一方MBAは経営学修士号の「学位」となります。

両方ともざっくり言えば経営を体系的に学ぶ手段ではありますが、取得の要件が異なるということですね。

[取得要件]

  • 中小企業診断士
    1年に1回開催される中小企業診断士試験に合格し、15日間の実務経験を積むこと
  • MBA
    経営大学院に入学し、カリキュラムをこなし、修了すること

活かし方

正直、活かし方は同じ診断士、同じMBA同士でも千差万別なのですが、両者とも下記のいずれかに分類されることが多いです。

  • 独立
  • 副業
  • 転職
  • 社内キャリアアップ

MBAを取得することや中小企業診断士を取得することが、そのまま独立、副業、転職に繋がるか?と言えばそうではないのですが、圧倒的に有利になるのは間違いないです。

また、社内キャリアアップに関しては、MBAまたは診断士取得がそのまま要件になっている企業(金融機関などが多い)もあります。キャリアアップ狙いの方は、両者のいずれかを目指すことが直接的なメリットに繋がりますね。

筆者自身は診断士に合格したこととブログ運営していることがきっかけで、スタートアップ向けのWebマーケ支援をやっており毎月10万ちょいの副業収入が得られています。

また、社内でもキャリアアップできましたので、取得しておいて良かったと思っています。

学習内容

「経営を体系的に学ぶ」という点では同じですが「実は学習の中身自体は異なります」

友人にヒアリングして感じた大きな違いは

  • 中小企業診断士は学習科目が決まっている
    ⇒ 自由度なし
  • MBAは選択科目があり、大学院によっても学ぶ内容が異なる
    ⇒ 自由度高い

ことです。

中小企業診断士では、1次試験の7科目(経済、財務、経営、運営、法務、情報、中小企業経営)、それから2次試験の4科目(人事・組織、マーケティング、生産、財務)で学ぶ科目(学ばないといけない科目)がガチガチに固まっております。

一方、MBAでは、経営戦略、財務、マーケティング、組織論などの基本的な論点に加え、選択科目としてデザイン思考やVC投資、ビッグデータビジネスなど、いわゆる「現代のトレンドである論点が学べたりします。

また、診断士の目的は「中小企業支援」ですので、主に中小企業が題材となります。

一方、MBAはビジネスリーダーを育てることが目的ですので、あらゆるビジネスを扱います。なのでケーススタディではGAFAをはじめ世界中のリーディングカンパニーの事例を学びます。

学習スタイル

中小企業診断士はかなり自由です。

要は「国家試験に合格できれば良い」訳なので、独学」「通信」「通学」など、自分が合格に必要と思ったあらゆるスタイルが選択できます

1次試験も2次試験も基本的に知識を詰め込む「試験対策のための勉強」という側面があります(もちろん経営に対するの基礎的な体系知識が身につきます)。

一方MBAの場合、建前上「経営大学院」なので「通信」または「通学」で大学院のカリキュラムを受ける必要があります

また、授業もケーススタディが重視されていて、そのディスカッションに参加することで、自身のレベルアップを図るスタイルとなります。

優れたビジネススクールに通う場合は、優秀な同期とのディスカッションや交流を経て、相当なレベルアップが図れるため、

学習期間

中小企業診断士の場合試験に合格するまでとなります。

私が知る限りでは10年かけて取得した人もおりますので、上記の一覧表では「1~10年」としておりますが、一般的な人であれば「1~3年」と考えておくと良いでしょう。

一方、MBAの場合大学院を修了するまでとなります。

大学院、カリキュラムにもよりますが、基本的には1年~3年と考えておけば良いでしょう。

学習時間

中小企業診断士の一般的な学習時間の目安は1,000時間とされております。

一方、MBAの場合は、約2~3年間の通学、毎週20時間以上の勉強が必要と言われておりますので~3,000時間とされております。

私のケースも診断士の取得に1,000時間ほど学習時間を費やしました。

費用

中小企業診断士は頑張れば独学で合格できますので、テキスト代の「数万円」から合格できます

予備校に通ったとしても「約30万円」程度なので、かなり金銭面の負担は低いです。

一方、MBAは国内の大学院でも300万円以上しますし、国外MBAを目指す場合は渡航費・生活費含めて2,000万円以上はかかると言われています。

私の場合、予備校大手のT〇C通いで、金銭的負担は30万円程度でした。

難易度

単純比較できませんが両者とも難易度は相当高いです。

中小企業診断士の場合、合格率5%と言われる「試験合格」が最大のハードルとなります。

いくら努力しても試験に合格できなければ、その努力は無に帰す訳ですので、「試験が苦手」という方には辛いかもしれません。

一方、MBAの場合修了することが最大の難関となります。

修了する割合は約8割と高く感じますが、そもそもMBA受験をする方々は相当意識が高いですし、その方々が口をそろえて「卒業するの相当キツイ」と言っております。

2~3年間、継続的に20時間以上の勉強時間を確保することを考えると相当なタイムマネジメント力が求められることが分かりますね。

人脈

同期、先輩、後輩との繋がりは診断士・MBA両方において重要な財産となりますが、受講者の層が若干異なります。

診断士の場合は必然的に事業承継問題などの「目の前の中小企業を支援すること」を重視する人達が集まりますので、トレンドには疎いですが、実務上の実行力に長けた方々が多いイメージです。

一方、MBAの場合は、若干年齢層が低め(30~40歳)で、経験は不足気味ですが、最新トレンドに強い人材が多く受講する傾向にあります。

どのような人達と関係性を構築したいのか?を軸に選ぶのも良いのかなと思います。

参考までにMBAまたは診断士の著名人を紹介します。

[MBAを取得している著名人]

  • 三木谷浩史(楽天株式会社の創業者)
    ハーバード大学
  • 南場智子(ディー・エヌ・エー取締役会長)
    ハーバード大学
  • 冨山和彦(経営共創基盤社長)
    スタンフォード大学
  • 田中裕輔(株式会社ロコンド代表)
    カリフォルニア大学バークレー校
  • 伊藤羊一(Yahoo!アカデミア学長、株式会社ウェイウェイ代表)
    グロービス経営大学院
  • 小林清剛(連続起業家、Chomp株式会社代表)
    グロービス経営大学院

[診断士を取得している著名人]

  • 勝間和代(著者、経営コンサルタント)
  • 三橋貴明(経済評論家、経世論研究所所長)
  • 井村俊哉(投資家、YouTuber、Zeppy投資ちゃんねる創設者)
  • 両津勘吉(警察官)

すみません、最後のはネタですw

結局どっちがおすすめ?

ここまではMBAと中小企業診断士の違いについて極力「事実ベース」で解説しました、ここからは私見を述べさせて頂きます。

目的に応じて考えるべき

「MBAか?中小企業診断士か?」を選ぶ際には、やはり目的意識が重要になると思います。

たとえば、私の動機は本業で経営の体系的な知識が必要になったことでした。

上述のとおり、経営の知識を体系的に学べる点に関しては診断士もMBAも特段違いはありませんので、私のような動機を満たす手段としてはコスパの良い診断士を選ぶべきです。

一方、金銭面の制約が無く、かつ「ビジネスの最新トレンドを学びたい」、「大企業のフレッシュな幹部候補生との繋がりが欲しい」みたいな目的意識がある場合は、MBAを選ぶべきです。

目的とご自身の置かれている現状・環境を踏まえてベストな選択をしましょう。

まとめ

以上、本記事ではMBAと中小企業診断士の違いについて解説させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

ご質問ある方は是非コメント欄に書き込んで頂けると幸いです。

お答えできる範囲で答えさせて頂きます。

それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました!