中小企業診断士について

中小企業診断士が楽しいと思う3つの理由

どうも、Tomatsuです。

現在、ビジネスパーソンの中で人気No.1資格である中小企業診断士

精神科医に続いてAI代替可能性が低い士業(なんと0.2%!!)としてメディアでも話題ですね。

そんな「中小企業診断士」ですが、個人的に資格取得して良かったな~と思うことが多い一方で、

まだまだ資格の知名度が低くて寂しいと感じております。

そこで、本記事では中小企業診断士を取得して「良かった」「楽しい」と思った理由を3つ紹介したいと思います。

少しでも共感する部分があった方は、ぜひ今日からでも診断士を目指してみてはいかがでしょうか?

あくまでTomatsu個人の主観に基づく理由であることを予めご了承下さい

①試験勉強が超楽しい

まず一つ目の理由ですが、

試験勉強が超楽しい

ことです。

「え?まじで言ってんの?勉強好きとかドMなんじゃないの?」と思われたかもしれませんが、これが本当なんです。

なぜかというと中小企業診断士試験では

  • 経済学・経済政策
  • 財務・会計
  • 企業経営理論
  • 運営管理
  • 経営法務
  • 経営情報システム
  • 中小企業経営・政策

と超幅広い知識が問われます。

問われる知識が広い分「もちろん超キツイ」のですが、このキツイ勉強を重ねていく過程で、

あれ?俺、相当色んなことが分かるようになってきたわ!

と自分の成長に気づくことができ、勉強がやみつきになってくるんですよね。

これは診断士の勉強をしたことがある方なら皆うなずいてくれると思います。

ビジネスパーソンとしての幅が広がる

試験勉強を始める前の私は、本業知識以外に無頓着な典型的な「エンジニアタイプ」でした。

従って能力面で言うと

こんな感じの「ダメダメビジネスパーソン」だったのですが、資格取得後は

こんな感じに幅広い領域の知識が手に入りビジネスパーソンとして格段に成長しました

それまでは恥ずかしながら営業利益と経常利益の違いや会社法の『か』の字も分からなかったのですが、今ではどこに行っても恥をかかないくらいの一般経営知識は身についたと感じます。

意味不明だった「日経新聞」もスラスラ読め、深いところまで考察できるようになりました。

以前はどんだけダメだったの?という話ですが。。。

点と点が繋がるイメージ

そもそも診断士を志した理由は、本業で新規事業開発を担当するようになり、事業開発知識が乏しいことに課題を感じていたからでした。

スタートアップ企業の経営者と事業計画の話をしていて、

Tomatsuさんと議論していても全く話が進む気がしません

みたいなことを言われ、

「ぐぬぅ、事業開発系の知識を身につけたい」

と思って試験勉強を始めたのがきっかけでした。

結果、もちろん経営戦略やファイナンス、会社法・知財の知識を習得でき、事業開発を語る上で必要となる武器は身についたのですが、

それ以上に良かったと思うのは意図せずに「経済、情報システム、民法、人事、マーケティング、店舗運営管理」など

診断士試験を勉強していなかったら興味すら湧かなかった論点知識が手に入ったことです。

少なくとも「ハーズバーグの動機付け要因」とか「マンデルフレミング」とか「契約自由の原則」とか、超ニッチな論点が私の口から呟かれることは無かったと思いますw

このように幅広い知識が手に入ると、これまで「点」群として保有していた知識が有機的に繋がり、知識のネットワークが形成されるようになります。

生涯学習のきっかけとなる

あらゆる知識が繋がりだすと、身の回りにあるものの全てが自分のアンテナに引っかかるようになります。

例えば、コンビニに入った際には「商品陳列」が気になるようになり、

更に「この商品の物流はどうなってるんだろうか」や

「この商品を作っている会社の事業戦略やビジネスモデルってどんなのなんだろう?」など

今までは気にしなかったようなことについて考えだすようになります。

このようにアンテナ引っかかる → 気になる → 考える → 調べる

という一連の流れが習慣化され、その状態が楽しくなって、

更に勉強意欲が増していく、という好循環が生まれます。

まさに生涯学習ですね。

VUCA時代に突入し、あらゆる業界で生涯学習の重要性が謳われておりますが、診断士試験はそのための良いキッカケになると思います。

実は資格取得後の方が圧倒的に学ぶこと多いのです。

私は現在、本業とは全く関係ないWebマーケティングを副業としておりますが、これも診断士の勉強がきっかけとなりました。

②信じられないくらい人脈が広がる

二つ目の理由は、

信じられないくらい人脈が広がる

ことです。

これは色んなブログやセミナーなどでも言われていることなのでご存知の方も多いかもしれませんね。

考え得る全ての業界の人たちと繋がれる

試験に合格すると、診断協会の会合や研究会、セミナー等で、

これまでのキャリアでお会いしたことのなかった人たちと会う機会が多くなります。

これが大変刺激的なんですね。

私は本業がプラントエンジニアなので、以前までは石油・ガス産業関連の方々との接点がなかったのですが、

合格後は「メディア」「金融」「テック業界」など「考えうる全ての業界の人たちとお会いすることができました。

逆にプラントエンジニアの方とはじめてお会いしました!と言われることも多いですw

視野が広がる

このように幅広い業界の方々たちとお会いしていると、色んな気づきが得られます。

独立志向、企業内診断士志向によらず、この気づきは貴重です。

個人的にはこれのためだけにも診断士を取得するべきと思っています。

いやいや、「診断士取らなくても他業界の人たちとの接点なんていくらでも作れるじゃん」と思われるかもしれませんが、

同じ苦しい試験を勝ち抜いてきた仲間として意気投合できる可能性は高いですし、診断士の受験生はそもそものモチベーションが高いので話が純粋に面白いのです。

私自身、合格後の出会いから得られる気づきや広い視点を、生涯学習意欲の向上」「本業・副業のレベルアップに活かせていますので、改めてこの資格を取って良かったと思っています。

「色んな業界の方々と交流できる」というポイントは、弁護士や税理士など、他の士業にはない特徴かもしれませんね。

③あらゆる可能性が広がる(独立・副業・転職・昇進)

三つ目の理由は

可能性が圧倒的に広がること

です。

可能性の幅が広がる

これは以下の記事でも書いたのですが、

診断士の魅力は、「独立志向」だろうが、「企業内診断士志向」だろうがあらゆる可能性を広げるのに有利になることです。

ここでは詳細は割愛させて頂きますが、理由は下記の通りです。

[独立志向の場合]

  • 診断士ネットワークを使えば未経験の業界でも実績が作れる
  • 一定の顧客には効果的なシグナリング効果となる

[企業内診断士の場合]

  • キャリアアップに有利になる(昇進、部署異動)
  • 転職が有利になる

詳細が気になる方はぜひ上記の記事も読んでみて下さいね。

可能性が広がるとは書きましたが、前提条件として資格取得後も自ら学び、行動し続ける人に限定した話です。

「資格取得イコール自動的に可能性が広がる」訳ではないので注意しましょう。

良い意味で会社への帰属意識が薄れる

このように色んな可能性が広がってくると良い意味で会社への帰属意識が薄れ、今まで色んな理由をつけて見送っていたあらゆる取り組みについて

よし、やってみよう!

と思えるような謎のパワーアップ感が得られます。

私の場合は、Webマーケティング業界への挑戦がそれでした。

今思えばWebマーケ業界への挑戦に「診断士資格は不要」だったのですが、

診断士取得」→「可能性広がる」→「謎のパワーアップ感」→「新たな領域(Webマーケ)での複業に挑戦

という流れで来ておりますので、私の場合は「診断士資格を取らずして新しい領域への挑戦は無かった」と思っています。

結果、今ではWebマーケの知識も身に付き、例え本業でクビになったとしても食べていけるような能力が身に尽きました。

この安心感が新たな挑戦意欲を掻き立て、それが日々の「楽しさ」に繋がっていると感じます。

まとめ

本記事では「中小企業診断士が楽しいと思う3つの理由」について紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

私自身あまり中小企業診断士らしい活動はしておらず、あまり参考にならなかったかもしれませんが、王道の診断士活動をしている方々を見ていても、皆「楽しそう」に活動しているのが印象的です(もちろん辛いこともあるでしょうが。。。)。

診断士資格の取得が必ずしも皆様の目的達成の最適手段とは限りませんが、

「何かに挑戦したい」

「将来は今よりも楽しい仕事をしたい」

と思われている方は中小企業診断士を目指してみてはいかがでしょうか?

ご質問・コメントなどあればどしどしお願いします。

それでは最後まで読んで頂きありがとうございました。

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