どうも、Tomatsuです。
突然ですが、みなさま都市計画法を捨て問にしようと思っていませんか?
他の科目の暗記でいっぱいいっぱいだし、細かい床面積の基準なんて覚えてられない。
私も直前期に突入する前は上記のような感じだったので、気持ちはすごく分かりますが、これ実はすごくもったいないです。
理由は二つ。
- 都市計画法は頻出問題だから(過去5年間で3回:R1, H29, H27)
- 体系的に暗記すれば簡単に覚えられるから
本記事では、都市計画法の効率的な覚え方について解説します。
たかが1問、されど1問です。しっかり勉強して周りに差をつけましょう。
都市計画法の床面積基準のかんたんな覚え方
まずは、都市計画法の用途地域内の建築物の用途に関する制限をみていきましょう。
拡大版はこちら。
これではパニックですね。
こんなマトリックス図にまとめられても覚えられる訳がない。
フロー図にまとめてみた
という訳で覚えやすくするために下表のようにまとめ直してみました。
正直これを覚えるだけで百発百中で解けます(言い換えるとこれで解けない問題は誰も解けない)。
覚え方についても、もう少し解説いたします。
住居地域系
住居地域系が一番めんどくさいのですが、慣れれば簡単です。
まず、選択肢を見て住居地域系に該当していたら下記を確認しましょう。
- 低層「専用」? or 中高層「専用」? or 「専用」がついていないか?
- 第一種? or 第二種?
低層の場合は、第一種は「店舗は建てられない」、第二種は「150 m2以内までOK」
第一種の方が厳しくなるイメージです。
中高層の場合は、第一種は「500 m2以内の店舗 & 大学・病院」、第二種は「1,500 m2以内までOK」
第二種のみに着目すると、低層が150 m2、中高層が1,500 m2なので、「10倍」するイメージを持っておけばOKです。
専用がついていない場合は、「3,000 m2以内までOK」ということを覚えておきましょう(パチンコ・カラオケの制限は覚えなくても良いです)。
また、例外として田園住居地域がありますが、これは「500 m2以内」という数字を覚えておけばOKです。
まとめると住居地域系に関しては、覚えておくべき数字は下記に限定されます。
- 150 m2 (第二種低層専用)
- 500 m2 (第一種中高層専用・田園住居地域)
- 1,500 m2 (第二種中高層専用)
- 3,000 m2 (第一種住居地域・第二種住居地域・準住居地域)
商業系
商業系はめちゃ簡単です。
「近隣」商業地域だろうが商業地域だろうが何でも建てられます。
近隣が付いているか否かで異なるのは、キャバクラ・ナイトクラブの設置可否のみです(笑)
ここも試験で問われるとは思えないので、下記のように覚えておきましょう。
- 商業系は基本何でも建てられる(サイズも無制限)
工業系
工業系も簡単です。
三つしか選択肢がないので、それぞれの特徴を覚えておきましょう。
- 「準」工業地域 : 商業系と同じく基本何でも建てられる
- 工業地域 : 10,000 m2以内まで
- 工業「専用」地域 : 店舗系は設置不可
上記の判別さえ出来れば勝ったようなもんです。
まとめ
都市計画法が出た場合の取り組み方についてまとめます。
ステップ1:選択肢が「住居地域系」「商業系」「工業系」のどれに該当するか判断
ステップ2a:「住居地域系」の場合は、低層「専用」、中高層「専用」、専用がついていない住居地域、田園住居地域、のどれに該当するか判断
ステップ2b:「商業系」の場合は、基本的には何でも建てられる、と判断
ステップ2c:「工業系」の場合は、「準」工業地域、工業地域、工業「専用」地域、のどれに該当するか判断
また、覚えておくべき数字は基本的に下記に限定されます。
- 店舗建てられない(第一種低層専用・工業「専用」地域)
- 150 m2 (第二種低層専用)
- 500 m2 (第一種中高層専用・田園住居地域)
- 1,500 m2 (第二種中高層専用)
- 3,000 m2 (第一種住居地域・第二種住居地域・準住居地域)
- 10,000 m2 (工業地域)
- 無制限(商業系・「準」工業地域)
私は上記のようにフロー図にまとめ直して覚えたことで、都市計画法は百発百中で解けるようになりました。
是非だまされたと思って使ってみてください。
それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました。