どうも、Tomatsuです。
受験生
中小企業診断士を取得したので、まずはフリーランスとして活動開始したいのですが「何から始めて良いのかが分かりません」。
準備しておくべきことを教えて頂けませんでしょうか?
こんな悩みを抱えていませんでしょうか?
中小企業診断士を志す人の「2割は独立志向」と言われております。
一方、私の周りで元々独立志向だった方の中で、試験勉強中に計画的に独立に向けた準備が出来ている人はそれほど多くありませんでした。
ウェブ検索をかけてみても受験生支援用のページは潤沢にあるものの、「独立志向の方々やフリーランス・複業家向けの情報は少ない」のが現状です。
そこで、本記事ではフリーランス診断士として活動している私の経験から、独立・週末起業する前に「準備しておくべきこと」5選を紹介したいと思います。
この記事を読み終えることで「独立・週末起業の最初のステップが踏める」ようになります。
それではどうぞ!
▼最近はじめたYouTubeでも解説しております!ちょっと内容は異なりますが、こちらも覗いてみてくださいね!
*本ページの内容は一部宣伝を含みます。
- 独立・週末起業・複業家としてフリーランス化を考えている中小企業診断士または受験生の方々
- 独立・週末起業の手続きを知りたい方々
フリーランス中小企業診断士として独立・週末起業する前に「準備しておくべきこと」5選
フリーランス診断士として独立・週末起業する前にはどのような準備が必要なのでしょうか?
重要度の高いものから順に説明していきたいと思います。
- 売れると「思う」サービスを作る
- クラウドソーシングに登録する
- ホームページ・ブログを作る
- 開業届を提出する
- 名刺を作る
「準備しておくべきこと5選」とか言っておきながら、いきなり矛盾するように感じるかもしれませんが、実際は「最初の2つ以外はやってもやらなくてもOK」です。
準備が足りない!と感じているぐらいから走り始めるのが実は丁度良かったりもします。
①売れると「思う」サービスを作る
一番重要なポイントです。
独立・週末起業する前には「これをやったら売れる!と思うサービス」を作っておきましょう。
この「思う」という所がポイントです。
多くの起業家の方々と話していて改めて実感しますが、最初から売れるサービスを作れていたという方々はほとんどおりません。
多くのサービス・プロダクトは、MVP(Minimum Viable Product)の段階で市場投入してみて、顧客からの反応や無反応を見ながら「試行錯誤を重ねてようやくブラッシュアップされていきます」。
中小企業診断士として独立する際も、起業直後は高い確率であなたのサービスは売れないと思います。
従い、「粗い仮説レベルのサービスが完成したらすぐにお客様へのアプローチを開始しましょう」。
まずは市場という実践の場で仮説検証を繰り返すことが事業での成否を握っていると言えるでしょう。
[コラム:どの領域で戦うべきか?]
どのサービス領域で戦うべきか?は多くの中小企業診断士を悩ますテーマですが、考え方の切り口としては下記の全てを満たしている領域を目指すのが望ましいでしょう。
- 自分が得意な領域である
(あるいは多くの時間を割いてでも得意にしてきたい領域である) - 顧客ニーズがある領域である
(あるいはニーズが出てくる見込みがある) - 競合が少ない、あるいは差別化が可能な領域である
これらを満たすサービスはUnique Selling Proposition(USP)という考え方で整理できます。
また、USPの他にも「自分がライフワークとして取り組みたい領域か?」という問いも重要になります。
せっかくフリーランスになったにも関わらず、ライスワーク(食べるための仕事)に追われるようでは悲惨です。
「ライフワークにしたい領域=USPが作れる領域」が成立するかどうかを自問自答してみましょう。
私の場合は、ブログ運用経験から「ウェブマーケティングの知見が身に付いていたこと」と「コロナ禍においてデジタルマーケティング需要が伸びること」を想定して、ウェブマーケティングコンサルとして週末起業することにしました。
リソースに限界のある中小企業・スタートアップ企業経営者に代わってウェブマーケティング戦略を立案し、ハンズオンで実践支援することを売りにしております。
[サービス内容]
- HP制作
- ウェブマーケティング戦略立案・実行支援
(運用型広告・SEO・ディレクション)
競合にあたる広告代理店は会社組織として大きな固定費を回収しなければならず、小さな中小企業・小規模事業者に対してサポートを提供できていない現状があることに気づき、かなりの需要があることが分かってきました。
現在、仕事が増えてきており、手一杯になりつつありますので、デジタルマーケティングラボという研究会を立ち上げ、同志を募る計画を立てております(詳しくは「中小企業診断士の研究会・勉強会とは?」を参照ください)。
②クラウドソーシングやエージェントサイトに登録する
売れると思うサービスが作れたら次は「クラウドソーシングサイトやエージェントサイトに登録」してみましょう。
「中小企業診断士の副業!会社員のまま収入アップする方法【月10万円以上は楽勝】」でも説明しましたが、クラウドソーシングとは、
「インターネット上で企業が不特定多数のフリーランスに対して業務をアウトソース(外注)する比較的新しい業務形態」
を指します。
私もクラウドソーシングやエージェントサイトを多用しております。
本当に色んなプラットフォームを試してみたのですが、私の場合はウェブマーケティング支援に特化していることから、ウェブディレクション・SEO・コンテンツマーケ系案件は「Workship 」、ウェブ制作案件は「ミツモア 」から獲得しています。他にも近年下記の通り、色んなプラットフォームが設立されております。
[総合系]
- クラウドワークス
- ランサーズ
[週末起業系]
- 週末ワーカー
- プロの副業
- KAIKOKU
[顧問系]
- KENJINS
[スキルシェア・スポットコンサル]
- ココナラ
- ビザスク
[エージェントサイト]
- HiPro Tech
取り扱われている案件はプラットフォームによって多種多様ですし、何が自分に合うかは登録してみないと分かりません。
少しばかりめんどくさいですが、少しでも興味のあるプラットフォームには登録しておくと良いでしょう。
最初の方は実績が無く、受注に苦しむかもしれませんが、顧客が喜ぶ「+αの提案」や「単価を下げる」などの工夫で実績をコツコツ積み上げられれば、自動的に案件が入ってくる仕組みが構築できるようになるでしょう。
なお、高単価案件を狙いたい方は、HiPro Tech がおすすめです。
HiPro Techは大手人材紹介会社「パーソルキャリア」が運営しており、累計契約社数950社を突破している注目のエージェントサイトです(2022年8月時点)。
事業会社や直請けの案件が多いため、保有案件の約60%が80万円以上と高単価での契約を実現しやすいですし、WEBマーケティングなどの案件も幅広く揃えているのが特徴です。
[効果的なプロフィールの書き方]
どのクラウドソーシングサイトでも「プロフィール」を記入することになります。
ここでは、顧客に対してご自身の提供価値を端的に説明出来る必要があります。
ご参考までにフォーマットを用意しましたので、必要に応じてカスタマイズしながら使用してみて下さい。
<テンプレート>
初めましてプロフィールを読んで頂きありがとうございます。
○○が得意な中小企業診断士の□□と申します。
・フリーランスのため、できる限り柔軟にご対応させていただきます。
・急ぎの案件等もお気軽にご相談ください。
・連絡は基本的にいつでも可能です。
▼可能な業務/スキル
・○○
・○○
▼資格
・中小企業診断士
・○○
▼経歴
○○歴□年、○○歴□年。
現在は中小企業診断士として○○向けの□□に携わっております。
▼実績例
・○○
・○○
※守秘義務の都合上、記載できない実績もございます。
個別にはお話できるものもございますので、ご興味を持っていただけましたらお気軽にご連絡ください。
▼得意/好きなこと
・○○
・○○
ご興味持っていただけましたら、メッセージでお気軽にお声がけください。
どうぞ宜しくお願いいたします!
③ホームページ・ブログを作る
フリーランスとして独立・週末起業する場合は、必須ではありませんが「ホームページ・ブログは作っておいた方が良い」です。
というのもホームページ・ブログの設置には多くの効果が見込めるからです。
例を挙げ出すとキリがありませんが、例えば下記です。
- 自社・サービスに関する情報提供
- ウェブを通した集客
- 取引先への安心の提供
特に「取引先への安心の提供」は、士業フリーランスが独立する際に最も気にしなければならないポイントと言えます。
というのも独立ホヤホヤの時期は2番目に取り上げた「クラウドソーシング」を活用した受注活動がメインになるかと思いますが、実はクラウドソーシングにおける受注の決めては「ホームページ・ブログの有無に左右される」からです。
クラウドソーシングで仕事を発注するクライアント側の目線になって考えると明らかですが、例えば「ホームページを持っている事業者」と「持っていない事業者」から同じレベルの提案が届いた場合、どちらに発注したいと考えるでしょうか。
答えは言うまでもなく「ホームページを持っている事業者」ですね。
また、取引先への安心感を提供するために、経営者となる皆さまの人となりが分かる顔写真やブログ記事を掲載しておくと良いでしょう。
ホームページ・ブログの作り方は「WordPressを使ったブログの始め方【中小企業診断士はオウンドメディアを持とう】」にまとめておりますので、参考にしてみて下さい。
④開業届を提出する
次は事務手続きの話です。
独立するなら「開業届」を提出しましょう。
というのも、65万円の青色申告特別控除を受けるには「開業届」を提出するタイミングで税務署に「青色申告承認申請書」も提出する必要があるからです。
開業届の手続き自体はめちゃくちゃ簡単なので、独立・週末起業を考えている方はササっと済ませてしまった方が良いでしょう。
ちなみに、開業届の申請書類を作りたい方に絶対的におすすめなのが、「開業freee 」を使用することです。質問に答えていくだけで「無料」かつ「カンタン」に資料作成を完成させることができます。
freeeとしては、無料会員登録させておいて、その後の会計ソフトの導入に繋げるという魂胆ですが、開業届の作成までは無料なので絶対的におすすめです。
ちなみに、私はその魂胆にまんまとハマり、freeeの会計ソフト(SaaS型)を契約してしまいました。
ただ、銀行APIとの連携などめちゃくちゃ便利なのと、スマホ一台で確定申告が済みますので相当満足しております。
⑤名刺を作る
最後は「名刺」です。
独立・週末起業するなら名刺はつくっておくと良いでしょう。
コロナ禍において名刺が持つ意味は薄れてきているとは言われているものの、新しい生活様式に合わせる形で「オンライン名刺交換」など新しい手段も出てきており、まだまだ名刺交換は「ネットワーキングの重要な要素」を担っていると言えます。
私自身もこんな名刺を作っています。
ちなみに、裏面にはサービス内容・得意なこと・好きなことを記載しており、この内容が打合せのアイスブレークになったりしますので、大変お世話になっております。
中小企業診断士としての名刺の作り方・ポイントについては「中小企業診断士になったら名刺を作ろう!5つのポイントを分かりやすく解説」にまとめております。
ぜひ参考にしてみて下さいね。
まとめ
以上、本記事では「フリーランス中小企業診断士として独立・週末起業する前に「準備しておくべきこと」5選」について解説させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?
もし本記事の内容でご質問ある方は是非コメント欄に書き込んで頂けると幸いです。
お答えできる範囲で答えさせて頂きます。
それではまた!