中小企業診断士の勉強法

【中小企業診断士】口述試験の対策を分かりやすく解説【安心はNG】

どうも、Tomatsuです。

受験さん

口述試験ってどんな試験ですか?

ほぼ全員受かると言われていますが、言い換えると落とされる人もいるということですよね。。。

どのような対策をすれば良いでしょうか?

このような疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか?

読者の方も聞いたことがあるかと思いますが2次口述試験は受験生を落とすための試験ではありません」。

これは一つ安心材料になるかと思います。

一方、この高い合格率(99%以上)のためか「全く対策をせずに当日を迎えられる人がいる」という話を聞きます。

はっきり言って、これは全くおススメできません。

というのも

  • 毎年合格率が99%以上だからと言って今年も同じであるという保証は無い
  • 2次口述試験の対策はそんなに時間が掛からない

からです。

この記事を読まれている方は、2次筆記試験を突破するために死に物狂いで努力されてきた方であろうと思います。

合格が目の前にぶら下がっているのに、最後の最後で努力できず、不合格のリスクを背負ってしまうのは余りにも勿体ないです。

この記事を読み終えて、しっかり対策ができれば必ず合格できます

ぜひ面倒くさがらず、最後まで読み進めて頂ければと思います。

口述試験の概要

まずは口述試験の概要から解説します。

2次口述試験は、中小企業診断士試験の「最後の関門」です。

  1. 1次筆記試験
  2. 2次筆記試験
  3. 2次口述試験 ← ココ

これを突破出来れば無事、診断士試験に合格となります。

厳密にいえば、試験合格後に15日間の実務経験(実務従事 or 実務補習)を経て診断士登録がなされます。

ただ、15日間の実務の過程ではふるいに掛けられるわけではありませんので「試験としては最終関門」となります。

試験内容

2次口述試験は、その名の通り面接形式で実施します。

2名の試験官から出題される質問に対して、これまで学習してきた経営知識を根拠に答えていくこととなります。

出題内容は、2次筆記試験で出題された事例企業(A社~D社)に関連する補足質問や派生質問となります。

  • 実施形態:面接形式(試験官2名)
  • 時間:10分
  • 内容:A~D社に関する派生質問
  • 質問数:4~6問
    (2つの事例から2問ずつ出題されることが多い)

試験官は、ベテラン中小企業診断士1名、大学の教授1名で構成されます。

ベテラン中小企業診断士は「おだやかタイプ」、教授が「やや堅物タイプ」であることが多いようです。

試験日程

口述試験は例年2次筆記試験の合格発表の10日弱後に開催されます。

令和2年度となる今年の試験日程は下記の通りです。

口述試験日:2020年12月20日(日)

合格発表日:2021年1月5日(火)

2次筆記試験の合否が2020年12月11日(金)に発表されますので、準備期間は9日間しかないことになります。

直近5年間の合格率

直近5年間の合格率は下記の通り。

年度口述試験を
受験する資格
を得た方の数
不合格者
合格
令和元年度1,091399.7%
平成30年度906199.9%
平成29年度830299.8%
平成28年度8420100%
平成27年度9440100%

不合格となる人数は例年0~3名程度となりますので、基本的に受験生を落とすことを目的に開催している訳ではないことが分かります。

ちなみに、口述試験を不合格になると筆記試験から受け直さなければなりません。。。

当日の流れ

次に私の実例(令和元年度)を交えて、試験当日の流れを解説します

ちなみに私の時は東京理科大学葛飾キャンパスが会場でした。

[試験当日の流れ]

  1. 試験開始時間30分までに受付室に集合
  2. 控室に移動
  3. 面接室外の椅子に移動
  4. 面接開始!!
  5. 終了後、解散

①試験開始時間30分までに会場に集合

受験票に記載されている「試験開始時間の30分前まで」に会場に集合しましょう。

大きな待機室が用意されていますので、早めに到着してもOKです。

私は早く到着するのがイヤだったので、近くのカフェに寄りました。

カフェ内は、ブツブツ独り言を唱えているスーツを着た受験生で一杯になっており、異様な雰囲気だったのを覚えています。

②控室に移動

試験時間が近づくと、大きな待機室から別の控室に移動するよう指示されます。

ここでは受験番号に従って順番に整列させられます。

この控室ではノートや教材は自由に読んでもOKです。

③面接室外の椅子に移動

前のバッチの受験生が試験を終えると、係員から名前を呼び出されます。

いよいよ面接室への移動です。

1人の受験生につき、1人の係員が付くことになっています。

ちなみにこの係員さんも中小企業診断士の方となります。

④面接開始!!

前の方が終わったら、面接室に呼び出されます。

中でのお作法は後述します。

⑤終了後、解散

面接を終えると、そのまま解散となります。

正直、終わった後はあまりのあっけのなさにビックリしました。。。

実際の質問内容

口述試験の具体的な対策の前に、私が受験した年(令和元年度)にどんな質問が出てきたのかを簡単に紹介させて頂きます。

事例I(組織・人事)

  • A社は同族経営企業です。同族経営企業のメリットは何でしょうか?
  • A社は外部研究機関と連携を行う予定です。その際の留意点は何でしょうか?

事例II(マーケティング)

  • B社はクーポンの導入を考えています。クーポンには具体的にどのようなものが考えられるでしょうか?
  • B社の強み(または弱み)は何でしょうか?

事例III(生産)

  • C社は技術者育成のためにOJTを実施する予定です。OJTの留意点を述べて下さい。
  • C社は繰り返し発注企業からの連続受注で成長してきました。連続受注を受け続ける上での留意点は何でしょうか?

事例IV(財務・会計)

  • D社が新規事業を行う際のFCFはどのようにして計算するでしょうか?
  • D社が全社的な変動費を下げるためにはどのような施策が考えられるでしょうか?

どんな対策が必要?

ここからはどんな対策が必要か?について解説します。

[2次筆記試験合格発表から口述試験まで]

  • 1日~2日目:事例分析
  • 3日~4日目:想定問答集のダウンロード&インプット
  • 5日~7日目まで:面接の練習
  • 8日目~当日まで:仕上げ

1日~2日目:事例分析

まず、2次筆記試験の合格が分ったら、すぐに事例企業のおさらい分析を開始しましょう。

やり方は簡単です。

下記エクセルをダウンロードして、与件文を読みながら、各項目を埋めてみて下さい。

筆記試験から1月ちょっと経っておりますので、内容をほとんど忘れているかと思いますが、焦らなくてOKです。

これをやるだけで内容を思い出せますし、次の工程にスムーズに移ることができます。

事例分析は1~2日でやり切ってしまいましょう!

3日~4日目:想定問答集のダウンロード&インプット

次に各予備校が出している想定問答集をダウンロードします。

私は下記予備校からダウンロードしました。

  • TAC
  • 大原

ダウンロードが完了したら、頭の中だけで良いので、まずは2周ほど想定問答集を回してみましょう。

中には知識不足で答えられない内容も出てくるものと思われます。

そういう時は、テキストに立ち返って知識を蓄積していきましょう。

5日~7日目:面接の練習

5日目以降は面接の練習を繰り返します。

練習の際は必ず解答を声に出して行うことを意識してください。

というのも、口述試験では一つの問いに対して「2分間」使って答えなければなりません。

この「2分」という時間が意外に長いのです。

これを事前に体感せずに、ぶっつけ本番で面接に挑んでしまうと痛い目にあうこと間違いなしです。

私も練習を始めたてのころ、一つの質問に対して「30秒くらい」しか使えず、相当焦ったのを覚えています。

可能であれば一発合格道場タキプロなどの受験生支援団体が開催する模擬練習会に出ておくとよいでしょう。

8日目~当日まで:仕上げ

面接の練習が一通り済んだら、当日最高のパフォーマンスを発揮できるよう仕上げを行いましょう。

  • 予備校模範解答を自分の言葉に落とし込む
  • 自身で想定問答を作って答える
  • パニック状態に陥った時の対策を考えておく
  • 2分間の体感をマスターする
  • 本番のイメージトレーニング

ここまで対策ができていれば落ちることはまず無いと思います。

しかし、有終の美を飾れるよう最後までしっかり対策し続けましょう!

Q&A

最後にQ&Aでしめたいと思います。

Q1. 服装はどうすればよい?

服装は基本的に自由ですが、男性・女性問わずスーツで行くことをおすすめします。

ホントかウソか分かりませんが、ジーパンで受験したが故に不合格となった方もいるという噂です。

*ちなみに面接官の方もスーツです。

Q2. 質問が理解できなかった場合、どうすれば良い?

質問が理解できなかった場合は、素直に

「恐れ入りますが、もう一度お願い出来ませんでしょうか?」

「恐れ入りますが、これは〇〇〇というご質問でしょうか?」

というフレーズを使って確認するようにしましょう。

ただし多用しすぎては心象を悪くする恐れがありますので、必要な時のみ使うようにしましょう。

Q3. 解答がぜんぜん思い浮かばない。どうすれば良い?

幾つかテクニックがありますが、まず全ての質問に使ってほしいのが質問内容の復唱です。

たとえば質問内容が

「同族経営のメリットは何でしょうか?」

であれば

「はい、同族経営のメリットについてお答えします」

という復唱から入りましょう。

ここで数秒の時間が確保できるだけで「かなり思考を深めるのに役立つと思います。

どうしても解答が思い浮かばなかった場合は、「分かりません」と答えるのも手です。

ただ、全ての質問に対して回答できなかった場合は当然不合格となってしまいますので、最終手段という位置づけにしましょう。

Q4. 2分間が長すぎて使いきれない。どうすれば良い?

2分間使い切るのは思ったよりも難しいですよね。

私の場合は、1分ちょっとで解答し終わりそうになった場合は、質問内容と関連のある論点にシフトする手法を使っていました。

例えば「同族経営のメリットは?」が質問だった場合は、時間が余ったらデメリットの話をするイメージです。

「同族経営のメリットは○○○です。A社においては×××のため、△△△と考えられます」

(ここまでで1分)

「なお、メリットは先ほど述べたとおりですが、同族経営には□□□のデメリットがあると考えられます。例えば☆☆☆」

これが出来るようになると2分間を使い切るのは相当簡単になります。

あとは、いつもより気持ち「ゆ~っくり」話すイメージで面接に挑みましょう。

ジャーナリストの渡部陽一は行き過ぎですが、まずはそのくらいゆっくり喋るイメージで練習を始めると良いでしょう。

Q5. 再現答案は必要?筆記試験での解答との整合性は取るべき?

ネット上では「口述試験用に再現答案を用意しておくと良い」というアドバイスをよく目にしますが必須ではありません

また、口述試験での解答と筆記試験での解答の整合性も取る必要はありません。

そこまでを求められる試験であれば、もっともっと多くの受験生が落とされているでしょう。

口述試験には不要ですが、再現答案は「ふぞろい」への提出や、その他にもあらゆる用途で使いますので、作っておくことをおススメ致します。

まとめ

以上、本記事では2次口述試験対策について解説させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

もし本記事の内容でご質問ある方は是非コメント欄に書き込んで頂けると幸いです。

お答えできる範囲で答えさせて頂きます。

それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました!

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