【中小企業診断士2次試験】事例I再現答案│2019年度(令和元年度)

中小企業診断士

どうも、Tomatsuです。

この記事では2019年度2次試験『事例I』について、「私の再現答案」を交えて解説をしたいと思います。

個人ブログの特性上、独断と偏見が含まれていますが『イチ受験生のリアルな解説』として捉えて頂ければ幸いです。

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事例I再現答案│2019年度(令和元年度)

まずは私個人の得点ですが、以下の通り事例Iについては「74点」と比較的高得点が取れました。

Tomatsu
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各設問の再現答案と合わせて試験中の思考回路も紹介ますので、「リアルな受験生は試験中こんなこと考えてるんだな~」というイメージを掴んでみて下さい。

各設問の再現答案と合わせて試験中の思考回路も記述しましたので、「リアルな受験生は試験中こんなこと考えてるんだな~」というイメージを掴んでもらうためにもご活用下さい。

第1問(配点:20点)

【設問文】A 社長がトップに就任する以前のA 社は、苦境を打破するために、自社製品のメンテナンスの事業化に取り組んできた。それが結果的にビジネスとして成功しなかった最大の理由は何か。100 字以内で答えよ。

【解答】理由は、無関連多角化で既存事業とのシナジーが発揮できず①経営資源が分散し自社の強みの乾燥技術が生かせず売上減少②全社的な計数管理が複雑化し管理コストが高かったこと③後は思い出せず (90字~)

Tomatsu
Tomatsu

試験中こんな事意識してたよ!

  • 出たよ~「最大の理由」を聞いてくる問題。。。
  • 「最初に理由を述べ」それによっておこる弊害を因果関係で記述することとした →「理由は○○で、①××、②××、③××」
  • 事例Iの企業失敗パターンとして『無関連多角化』が良くでてくるので、あまり深く考えず、内部要因(無関連多角化)を理由としてしまった → (後日談)ほとんどの模範解答を見ると外部要因(たばこ産業の縮小)を取り上げている例が多いのでここは反省。自分の知識が使えるからと言って飛びついてはNG。

第2問(配点:20点)

【設問文】 A 社長を中心とした新経営陣が改革に取り組むことになった高コスト体質の要因 は、古い営業体質にあった。その背景にある A 社の企業風土とは、どのようなものであるか。100 字以内で答えよ。

【解答】風土は、①厳しい規制に守られた高い参入障壁、②大口顧客への売上依存、等に甘んじ新規顧客開拓に消極的。同族経営かつ古参社員・正社員が多く、組織が硬直的で、経営陣以外はA社の存続に切迫感を持っていない。(99字)

Tomatsu
Tomatsu

試験中こんな事意識してたよ!

  • 風土って何よ(汗)。こんなこと聞いてきた過去問ってあるっけ?
  • ネガティブな要素としての風土を問われていると解釈し、「風土=問題点」と置き換えて考えることにした。
  • 材料は与件文にふんだんに盛り込まれていたので、上手く引っ張ってこれたらOKだな。
  • 「同族経営=組織が硬直」という知識も盛り込んだ → 事例Iは知識もかなり重要。

第3問(配点:20点)

【設問文】A 社は、新規事業のアイデアを収集する目的で HP を立ち上げ、試験乾燥のサービ スを展開することによって市場開拓に成功した。自社製品やサービスの宣伝効果など HPに期待する目的・機能とは異なる点に焦点を当てたと考えられる。その成功の背景にどのような要因があったか。100 字以内で答えよ。

【解答】要因は、潜在顧客に乾燥したいモノを送付してもらい試験乾燥させることで①潜在顧客のニーズが収集できターゲット市場が絞れたこと②営業部隊のプレゼンテーション強化で新規市場との結びつきができたこと。(96字)

Tomatsu
Tomatsu

試験中こんな事意識してたよ!

  • かなりオーソドックスな問題だな。これは落とせない。
  • 与件文の潜在顧客の下りで「新たな市場との結びつきが強化された」との記述があり、ここが中心論点になると判断。
  • プレゼンテーション強化も要因になるが、マーケっぽい記述にならないよう「営業部隊のプレゼン力強化で」という書き方にしようと判断。

第4問(配点:20点)

【設問文】新経営陣が事業領域を明確にした結果、古い営業体質を引きずっていた A 社の営業社員が、新規事業の拡大に積極的に取り組むようになった。その要因として、どのようなことが考えられるか。100 字以内で答えよ。

【解答】要因は高齢社員削減で、①コストカットした部分を成果に応じて支払う賞与に回したこと、②若手社員への権限移譲でモラール向上を図ったこと。③自社の強みを農作物の乾燥技術と明確に位置付け、社員に共有したこと。(100字)

Tomatsu
Tomatsu

試験中こんな事意識してたよ!

  • 色んな解答が考えられるな~。多面的に記述してリスクヘッジしよう。
  • 与件から引っ張ってこれる(または解釈できる)情報として「コストカットを賞与に回したこと」「若手社員が増え(権限移譲が進んだと解釈)」「自社コアコンピタンスの明確化」を抽出。これらを因果で繋げて解答しよう。

第5問(配点:20点)

【設問文】A 社長は、今回、組織再編を経営コンサルタントの助言を熟考した上で見送ることとした。その最大の理由として、どのようなことが考えられるか。100 字以内で答 えよ。

【解答】理由は、機能別組織のままである方が経営効率が高いため。具体的には、①A社社長が大所高所から経営管理を実施でき②機能重複が生じず全社的な計数管理が可能で③専門性を高め、強みの維持・向上が図れること。(98字)

Tomatsu
Tomatsu

試験中こんな事意識してたよ!

  • また出たよ「最大の理由」。冷や汗出てきた。しかも何で見送るねん。
  • ここは知識をふんだんに使い、機能別組織のメリットと与件文の関連付けで解答しようと判断。
  • 「理由は○○。具体的には、①××、②××」と相性が良いと判断し、この書き方を採用。

事例Iを振り返ってみて

難易度

振り返ってみると今年度の事例Iは「助言問題がない」「最大の理由は?」「企業風土は?」とトリッキーな要素も含まれていましたが、全体的には例年通りの難易度なのかな?と感じました。

正直、試験を受け終わった後の振り返りも事例IIIの出来が気になり過ぎて、事例Iについてあまり深堀できていませんでした。

与件文は神様と捉えて、知識と上手く組み合わせて対応できた方は皆60点を超えたのではないでしょうか。

「最大の理由」の取り扱い方

今後の試験でも「最大の理由」という問われ方が使われてくると思われます。

正直、2度出てきた時は冷や汗をかきましたが、冷静になって下記のように対応すればOKと思います。

  • 理由は○○なので、①××、②××、③××なため。
  • 理由は○○。具体的には①××、②××、③××。

事例Iはやはり知識が重要!

事例Iは他事例と比べて「知識」が重要です。

例えば設問5では、組織再編を見送った理由を問われていましたが、これに対応するには「機能別組織」のメリット、または「事業部制組織」のデメリットを瞬時に引き出す能力が問われていました。

このような瞬発的な対応力を身につけるためには下記キーワードのメリット・デメリットの一覧表を作成して、無心で暗記するのが良いです。

実際に私は試験中にオレンジ色の「機能別組織」「事業部制組織」「多角化」「同族経営」の論点を活用しました。

これらのメリット・デメリット言えますか?
  • 機能別組織
  • 事業部制組織
  • マトリックス組織
  • 多角化
  • 同族経営
  • 所有と経営の分離
  • 新卒採用
  • 中途採用
  • 分社化
  • アウトソース
  • 非正規社員の登用
  • M&A

実際私が使った一覧表については、今後の記事で取り上げる予定ですのでお楽しみに!

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