中小企業診断士について

中小企業診断士資格を「フルに活かせる職業・部署」6選【現役診断士の独断】

どうも、Webマーケター兼中小企業診断士のトーマツです。

日本経済新聞によってビジネスパーソンが新たに取得したい資格でNo.1に掲載された中小企業診断士

最近では「取得したら独立コンサルとしてやっていくぞ!」という人も増えてきましたが、まだまだ「企業内診断士としてのスキルアップを目的として取得を目指す」という人の方が多いのが現状です。

一方、後者のような方々も変化のきっかけを掴むために資格を取得するわけですし、せっかくなら診断士資格を余すことなく活かせる職業・職種・部署で働きたいですよね。

というわけで、本記事では中小企業診断士資格をフルに活かせる職業・部署6選をまとめてみました。

独断と偏見マックスですので、暇つぶしにでも読んでいただければ幸いです。

「資格をフルに活かせる職業・部署」の選定基準

前提条件

はい、、、というわけで筆者の暇つぶしみたいな記事を読み進めて頂きありがとうございます。

これからフルに活かせる職業・部署を選んでいくわけですけど、まずは前提を説明したいと思います。

[前提条件]

  • 診断士はどんな職業・部署にも役に立つ(議論の余地なし)
  • なので、選定から外れたからといって診断士資格がムダになる訳ではない

こちらを押さえておいて頂いた上で、選定基準を以下の通り定めました。

[基準]

  • 毎日の業務で「経営・財務・運営・経済・法務・情報・中小政策」の7項目のうち、深いレベルで3項目以上使っていること(5段階評価で3点以上:筆者の主観)
  • この条件を満たすもので筆者がパッと思いついた職業・部門

当然、筆者の独断と偏見によって選定から漏れてしまう職業・部署もあるかと思います。

ただ、繰り返しになりますが、暇つぶし記事なので何卒ご容赦ください。

中小企業診断士資格を「フルに活かせる職業・部署」6選

という訳で、前提条件が揃いましたので、発表に移りたいと思います。

中小企業診断士資格を「フルに活かせる職業・部署」は以下の通りです。

  1. 経営コンサルタント@中小企業向けコンサルティング会社
  2. M&Aコンサルタント@M&A仲介会社
  3. なんでも担当@スタートアップ企業
  4. 経営企画@一般企業
  5. 事業開発@一般企業
  6. マーケター@一般企業

順番に詳しく説明していきます。

経営コンサルタント@中小企業向けコンサルティング会社

まず最初に中小企業診断士資格が最も活かせると思ったのが、経営コンサルタント@中小企業向けコンサルティング会社」です。

コンサルティングファームにはいわゆる、BIG3(マッキンゼー、BCG、ベイン)や総合コン(デロイト、PwC、アクセンチュア)などの大手向けコンサルもありますが、ここで対象としているのは、中小企業コンサルファーム(船井総研、山田、リブ、個人事務所など)です。

職業に貴賎なしですので、大手向けか?中小向けか?によって優劣をつける訳ではありませんが、中小向けコンサルファームでは大手と比べて戦略のみではなく地の足のついた実行可能な施策提案が求められます。

また、日常業務において、クライアントの事業を成功に導く実直なコンサルティングが求められるので、幅広い領域のスキルを高いレベルで遂行することが求められます。

経営コンサルタントに求められるスキルセット

まさに中小企業診断士で学んだことがフルで活かせる領域であり、企業内診断士を志向する方にとっても魅力的な働き方なのではないでしょうか?

M&Aコンサルタント@M&A仲介会社

次はM&Aコンサルタント@M&A仲介会社です。

M&Aコンサルタントは会社の売り手と買い手の取引を成立させる全ての領域(マッチング、アドバイス、交渉、法的手続き)を担当します。

これらに買収資金の調達役務も含む場合、ファイナンシャルアドバイザーになりますが、ここではニアリーイコールとします。

M&Aとひとことで言っても、買収スキームの検討や、事業DD、財務DD、法務DD、売り手-買い手感の交渉の調整、手続きの遂行など多くのタスクが絡みますので、1人で実施することは不可能です。

診断士として事業DDを遂行することは可能かもしれませんが、他のタスクを進めるには、各分野の専門家(弁護士、会計士、など)を取りまとめる力も求められます

M&Aコンサルタントに求められるスキルセット

昨今は、スモールM&Aや事業承継などの、中小企業を対象とした案件も増えているのが特徴で、中小企業診断士として学んできた領域がまさに活かせる分野と言えるでしょう。

なんでも担当@スタートアップ企業

スタートアップ企業のなんでも担当も中小企業診断士資格を活かせる職業?と言えるでしょう。

企業のスタートアップ期は、会社運営上必要な環境・条件がほとんど揃っていないと言えます。

つまり、事業の推進に加えて、経営基盤の整備、労務・人事管理、IT基盤管理、財務管理、法的基盤管理など、ありとあらゆる領域のタスクをカバーせねばなりません

また、投資家から資金調達を検討する場合は、彼らが納得する事業計画を高い説得力で説明できる能力も求められます。

スタートアップに求められるスキルセット

これらを少人数で実行しなければなりませんので、自ずとビジネス総合力が求められ、中小企業診断士で学んだ領域が活かせるということになります。

経営企画@一般企業

次は一般企業の経営企画部門です。

経営企画の人材は、経営者のブレーンとして、中期経営計画の策定やPDCAの実行を行います。

また、昨今ではM&A戦略、DXの推進、サステナビリティ関連の対応(グリーントランスフォメーション)の対応も求められ、多岐にわたる知識・スキルが求められます。

経営企画に求められるスキルセット

会社によっては、経営者の手足になって自分自身の頭を使う機会が無い、という話も聞きますが、そういった会社にお勤めの場合は、さっさと転職するか部署異動の希望を出しましょう。

事業開発@一般企業

事業開発@一般企業も中小企業診断士を活かせる領域と言えるでしょう。

事業開発はその名の通り、アライアンス、営業・マーケ、調達・ロジスティクス、ファイナンス、設備投資、ロビー活動など、事業の開発に関わるありとあらゆる領域をカバーします。

各領域に対して求められるスキルの深度はそこまで高くはありませんが、全ての領域を薄く広く把握しておく必要があり、まさに究極のジェネラリストが求められている仕事と言えます。

事業開発に求められるスキルセット

私自身、新規事業開発のプログラムマネージャーを務めておりますが、「診断士の勉強をしておいて良かった〜」と思うことが多々起こります(ほとんど毎日か?)

マーケティング@一般企業

最後はマーケティング@一般企業です。

近代マーケティングの父であるフィリップ・コトラーが「マーケティング=経営」と言ったように、マーケティング部門には企業経営の根幹となる「売上・利益の確保」という機能が求められます。

マーケティング部門には、マーケティング調査、商品開発、プロモーション戦略立案・実行というあらゆるタスクが求められます

これらのタスクを支える上でも経営戦略理論であり、経済学のバックグラウンドは重要となります。

マーケターに求められるスキルセット

また、近年のマーケティングを語る上で、デジタルマーケティングの推進は外せません。その意味でもIT知識に精通していなくてはならず、中小企業診断士で身につけた知識が役に立つ領域であると言えます。

まとめ

以上、本記事では中小企業診断士資格をフルに活かせる職業・部門6選について解説させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

もし本記事の内容でご質問ある方は是非コメント欄に書き込んで頂けると幸いです。

お答えできる範囲で答えさせて頂きます。

それではまた!

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