トーマツの日常・所感

中小企業診断士は先生と呼ばれるべき?【現役診断士が勝手に考察】

どうも、Webマーケター兼中小企業診断士のトーマツです。

中小企業診断士になると「先生」と呼ばれるようになります

これをモチベーション(の一部)に中小企業診断士を目指されている方も多いのではないでしょうか?

しかし、診断士界隈では「先生と呼ばれるべきか否か?」に関して意見が分かれることがあります

最終的には相手方の自由ですが、意見が分かれる理由を知っておくと診断士ライフが捗るかもしれません。

という訳で、そこで本記事では中小企業診断士は先生と呼ばれるべきか?否か?」について意見を整理した上で考察してみました

受験勉強の箸休め記事として楽しんでいただければ〜。

中小企業診断士はそもそもどんな時に先生と呼ばれる?

早速本題に飛びたいところですが、そもそも診断士はどんな時に先生と呼ばれるんでしょうか

シチュエーションは色々ありますが、ざっと挙げると下記です。

  • (士業の扱い方に長けている)お客様から仕事の依頼を受けるとき
  • セミナー主催者から講師をお願いされるとき
  • 公的機関から連絡を受けるとき
  • 受験生の方々から連絡を受ける
  • 同じ診断士同士で連絡を取り合うとき

ちなみにこんなブログを書いておりますが、私自身は先生と呼ばれた経験が数えるほどしかありません泣

ただ、数えるほどではありますが、呼ばれたことはあり、あ、診断士になるとほんと先生って呼ばれるんだ〜泣と感動した覚えがあります。

診断士同士で呼び合うこともありますが、これはベテラン同士に多く見られる傾向ですね。

ベテラン診断士の方々にメール等でファーストコンタクトする際は、〇〇先生とお呼びした方が間違いはなさそうです。

先生と呼ばれるべきか否か?

では本題に移りましょう。

診断士は先生と呼ばれたらどのように対応すべきなのでしょうか?また他の診断士の方々を先生と呼ぶべきなのでしょうか

ざっとまとめると以下の3つに意見が分かれております。

  1. 「積極的に先生と呼ばれる・呼ぶ」派
  2. 「こだわりないのでその場の雰囲気に任せる」派
  3. 「積極的にやめてくれとお願いする」派

一つずつ見ていきましょう。

もしかしたら1万人に1人か2人かは「必ず先生と呼ばせる」派もいるかも知れませんが、相当偉そうでレアでマッチョなケースと思いますので除外してますw

①「積極的に先生と呼ばれる・呼ぶ」派

周りから「先生」という敬称を使って欲しいと思うし、自らも他の診断士に対して「先生」と呼ぶタイプの方々です

少数派と思いますが、意見をまとめるとこんな感じになります。

  • 中小企業診断士の仕事は、専門知識・スキルで中小企業を支える崇高なもの
  • 先生と呼び合うこと、呼ばれることに恥ずかしさを感じる=その使命を全うできていない
  • 「先生と呼ばれるに相応しい中小企業診断士になる」という意識を持って行動すれば、自ずと崇高な使命を果たすことにつながる

ちょっとお堅い印象ですが、崇高な意見という感じですよね

また、ちょっと角度は異なりますが、クライアントの社長さんが、社員の前で研修講師の中小企業診断士に対してあえて「先生」と呼ぶ場合があります。

こうすることによって、研修講師の権威づけがなされ、研修効果を高める効果があるため、クライアントの意図を汲み取って積極的に「先生」と呼ばれる方もいるという事例になります。

②「こだわりないのでその場の雰囲気に任せる」派

おそらく(感覚的には)一番多いタイプなのではないでしょうか?

このタイプの意見は以下の通り。

  • 先生と呼んでくる人たちは深い意図を持って「先生」と呼んでいる訳ではない。ただの慣習である。
  • 「先生と呼ばないでください」と主張するとかえってその立場を意識しているように思われる

確かに私が、弁護士やお医者さんに対して先生と呼ぶことに対して何ら深い意図を持っていないのと同じで、診断士に対して当たり前の感覚で先生と呼ぶ方もいるでしょう。

そういう方々に対して、あえて訂正するというのは自意識過剰と思ってしまいますね

また、逆に、相手に対して先生と呼ぶことを強要する(あるいは間接的に促す)ことはどうなの?とも思います。

呼びたければ呼べば良い、呼びたくなければ呼ばなくて良い、というニュートラルな意見でした

③「積極的にやめてくれとお願いする」派

相手に「先生」と呼ばれたら「さん付けでお願いします」と依頼するタイプの方々です

私はむしろ「先生と呼ばれてみたい」派だったので、なぜわざわざ訂正するの?と思いましたが、こんな意見があるようです。

  • 先生と呼ばれ続けていると、いつの間にか自分が「偉い」と勘違いしてしまい、権力を振りかざす老害のようになってしまう
  • 診断士はあくまでも中小企業の伴走支援をするパートナー。先生-生徒の関係を作ってしまうと、クライアント側が必要以上に診断士を崇めてしまい「一方的に教えてもらえるもの」と勘違いされてしまう。

1点目は気持ちの持ちようの気がするので、正直どうでも良いと思いましたが、2点目はなるほどと思いました

診断士の伴走支援の成功には、クライアントが自らの事業に責任を持ち、自らが主導していくんだという意識が必須です。

また診断士としてクライアントの伴走支援を成功させるには、その事業に詳しい(ドメイン知識を持つ)クライアントからの密度の濃い情報提供が不可欠です。

一方、クライアント側が診断士のことを「先生」と必要以上に崇めてしまい、事業責任の意識や情報提供量が薄くなってしまうと、案件が失敗する可能性が高くなってしまいます

で、トーマツ(筆者)はどうする?

私は先生と呼ばれる機会がかなり少ないものの、いちおう中小企業診断士の端くれなので、自身の考えをまとめておこうと思います(ニーズないでしょうがw)。

結論:クライアントファーストで考える

結論はクライアントファーストで考えるです(無難w)。

自分はざっくり「タイプ②とタイプ③のハイブリッドかな〜」と思っていたのですが、クライアント様が研修講師をあえて「先生」と呼ぶことによって研修効果を高めたい、という事情もあるということを学びました。

なので、最も重要なことは「自分達が先生と呼ばれるべきか否か?」を考えることではなく、どちらの方がクライアントにとって都合が良いのか(成果につながるのか)?を考えることであると言えます。

事情は案件ごとに様々かと思いますので「結局は是々非々で考えるのが良い」というまとめになりました。

まっ、先生と呼ばれる機会少ないんですけどね〜orz 泣

まとめ

以上、本記事では中小企業診断士は先生と呼ばれるべきか?否か?についてさまざまな意見を解説させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

もし本記事の内容でご質問ある方は是非コメント欄に書き込んで頂けると幸いです。

お答えできる範囲で答えさせて頂きます。

それではまた!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です