中小企業診断士について

【記入例付き】中小企業診断士の更新手続きや費用を分かりやすく解説!

どうも、Webマーケター兼中小企業診断士のトーマツです。

中小企業診断士

中小企業診断士になって早4年、、気づいたら更新の時期になっておりました。。。

更新手続きが良く分からないので、教えて頂けませんでしょうか?

このようなお悩みを抱えていませんでしょうか?

中小企業診断士には運転免許証と同じく有効期限があり、登録日から5年間となっております。

引き続き、中小企業診断士としての活動を希望する方は更新手続きが必要となります。

更新の要件や手続き、費用等は中小企業庁HPに記載されておりますが、少し分かりづらいため、本記事ではこれらについて必要書類の記述例も交えて解説したいと思います

更新日が迫っている方はぜひ参考にして下さい。

中小企業診断士の更新の要件

中小企業診断士資格の更新には以下の二つの要件を満たしている必要があります。

  1. 専門知識拡充要件
  2. 実務要件

1つずつ見ていきましょう。

①専門知識拡充要件

専門知識拡充要件を満たすには以下のうちいずれかを合計して5回以上の実績が必要となります。

  1. 理論政策更新(理論政策)研修を修了する
  2. 論文審査に合格する
  3. 理論政策更新(理論政策)研修講師を務め指導する

ほとんどの方は理論政策更新研修を5回受けることになると思います。

理論政策研修は経産省に登録された「理論政策更新研修機関」によって開催されております。

研修テーマは好きなものを選べますが、基本的に中小企業白書の内容に基づきます。

参考までに令和3年度では、中小企業の生産性向上支援」「BCP対策支援」「働き方改革」「事業承継支援」「IT利活用支援」「新規事業展開支援などが取り上げられました。

1回の受講で「4時間以上」拘束されてしまうというデメリットはありますが、試験などはなく、聞いてさえすれば誰でもポイント取得することが出来ます。

なお、1回の受講料は6,300円(税込み)ですので、5回で31,500円(税込み)の出費となります。

②実務要件

実務要件を満たすには以下のいずれかを合計して30日以上行う必要があります。

  1. 診断助言業務等に従事する
  2. 実務補習を受講する
  3. 実務補習を指導する

中小企業診断士になると協会や研究会の伝手で実務に携わる機会が多く得られると思いますので多くの方は「①実務従事」を選択することになると思います。

一方、中にはどうしても中小企業と繋がる機会が得られない方もおり、そういう方々は「②実務補習」を経て30ポイントを獲得することになります。

また30日以上の要件を満たすために「①実務従事」と「②実務補習」を組み合わせることも認められており、例えば、「15日間の実務従事+15日間の実務補習」とすることも可能です。

実務補習に参加するには中小企業診断協会の各支部への入会が必要となります。

東京都協会の場合は入会金3万円、年会費5万円がかかりますので、実務補習を受けるためだけに協会への入会を検討している方は注意しましょう(個人的には実務補習のためだけに入会することはおすすめできません)。

中小企業診断士の更新に必要な書類

更新時に揃える必要がある書類は以下の通りです。

  1. 中小企業診断士登録申請書(様式第1、原本)
  2. 専門知識補充要件の証明書等(5回分以上、原本)
  3. 実務要件の実績証明書(30日分以上、原本)
  4. 中小企業診断士登録証(原本)

これらを揃えた上で、以下の申請書類等送付票(ラベル:簡易書留、一般書留、または一般書留+配達証明)をA4封筒に貼り、中小企業庁に送付しましょう。

出典:中小企業庁HPより

ここからは一つずつ見ていきましょう。

①中小企業診断士登録申請書(様式1、原本)

まずは中小企業診断士関係様式から様式第1のWORDファイルをダウンロードしましょう。

ダウンロードできたら以下に従って必要情報を記入します。

様式第1:中小企業診断士登録申請書の記入例

職種コードは下記に従い記入しましょう。

出典:中小企業庁HPより

②専門知識補充要件の証明書等(5回分以上、原本)

理論研修の受講、論文審査の合格、または理論政策更新研修講師の指導を行ったことの証明となる証明書を用意します。

多くの方は理論研修を受講することになると思いますので、「理論政策更新研修修了証明書」を5回分(5枚)用意いたします。

③実務要件の実績証明書(30日分以上、原本)

実務従事、実務補習、または実務補習の指導を実施したことの証明となる証明書を用意します。

実務従事の場合、まずは中小企業診断士関係様式から様式第19のWORDファイルをダウンロードしましょう。

ダウンロードできたら以下に従って必要情報を記入します。

様式第19:診断助言業務実績証明書の記入例

記入できましたらプリントアウトし、支援先に捺印してもらいましょう。

④中小企業診断士登録証(原本)

最後は中小企業診断士登録証の原本を用意いたします。

中小企業診断士登録証のサンプル

登録証を封筒に入れる際には「5年間お疲れさまでした」と唱えましょう。

更新手続きの費用

更新にかかる費用をまとめてみました。

  • パターン1:実務従事で30ポイント獲得
  • パターン2:実務補習で30ポイント獲得

パターン1:実務従事で30ポイント獲得

まずは実務要件を全て実務従事でまかなうパターンを見ましょう。

  • 理論研修:約3万円(5回分)
  • 実務従事:0円
  • +封筒代、印刷費、書留代

計:約3万円

実際は報酬を頂く形になりますので、プラスになります。

パターン2:実務補習で30ポイント獲得

次は実務補習のパターンを見てみましょう。

  • 理論研修:約3万円(5回分)
  • 実務補習:約30万円
  • 協会入会費:3万円
  • 協会年会費:5万円
  • +封筒代、印刷費、書留代

計:約41万円

こうしてみると、実務補習を受けるか否かでかなり費用負担が変わりますね。

費用負担を考慮すると是が非でも実務従事で済ませるパターンを採用したいところです。

まとめ

以上、本記事では「中小企業診断士の更新手続きや費用」について解説させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

もし本記事の内容でご質問ある方は是非コメント欄に書き込んで頂けると幸いです。

お答えできる範囲で答えさせて頂きます。

それではまた!

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