どうも、Webマーケター兼中小企業診断士のTomatsuです。
いまビジネスパーソンに最も注目されている資格ランキングNo.1の「中小企業診断士」。
並大抵の努力では手に入らない資格ですので、受験生の方の多くは「人生を変えたい」という動機を原動力に目指されているのではないでしょうか?
人生変えたいなんて言うとすこし小っ恥ずかしいですが、実は私もその一人でした。
では、診断士を取れば人生は変わるのでしょうか?
結論から言うと「取った人のその後の努力次第」です。
ただ、私自身は間違いなく人生変わったと胸張って宣言できますし、合格すると色んな可能性が広がるのは間違いないです。
本記事では、中小企業診断士を取ると「どんなチャンスが広がるのか?」について私自身の事例も交えて解説したいと思います。
ぜひ勉強のモチベーションブーストに活用いただければと思います。
それではどうぞ!
- 中小企業診断士の受験を検討中の方
- 中小企業診断士を受験中でモチベーションが低下気味の方
中小企業診断士を取れば人生変わるのか?
中小企業診断士を取るとどんなチャンスが広がるのでしょうか?
ざっと挙げただけでこんなにもあります。
- ビジネスパーソンとしてレベルアップできる
- バラエティに飛んだ方々と繋がるチャンスが得られる
- 取得後の勉強機会が得られる
- 転職・出世に有利になる
- 複業・起業のキッカケが掴みやすくなる
一つずつ解説します。
①ビジネスパーソンとしてレベルアップ
まず、勉強する内容の幅が広すぎて、受験の過程でビジネスパーソンとしてレベルアップが図れます。
これにより人生が好転することは間違いないです。
例えば、私は試験勉強を始めるまで、経営の「け」の字も考えたことがなかったので典型的な「エンジニアタイプ」でした。
しかし、受験後にはこんな感じで
幅広い領域の知識が手に入り「ビジネスパーソンとして格段に成長した」ことを実感しました。
それまでは恥ずかしながら営業利益と経常利益の違いや会社法の『か』の字も分からなかったのですが、今ではどこに行っても恥をかかないくらいの一般経営知識は身についたと感じます。
意味不明だった「日経新聞」もスラスラ読め、深いところまで考察できるようになりました。
以前はどんだけダメだったの?という話ですが。。。
②バラエティに飛んだ方々と繋がるチャンスが得られる
また、診断士に合格すると、それまでの人生で考えられなかったほどバラエティに富んだ方々たちと知り合う機会が得られます。
私は本業がプラントエンジニアなので、以前までは石油・ガス産業関連の方々との接点がなかったのですが、合格後は「メディア・広告代理」「金融」「モビリティ」「EC」「テック業界」「他士業」など「考えうる全ての業界の人たち」とお会いすることができました。
この機会をものにすれば生きた人脈を作ることができ、ビジネスパーソンとしてはもちろん、イチ人間としての幅が広がるのは間違いないかと思います。
コンサルタントとして中小企業支援を始めると、支援先として色々な業界の方々たちと接することになります。
専門外の分野では自分自身の力だけでは満足のいく提案ができないことも多いです。
しかし、生きた人脈形成ができていれば、適切な方からアドバイス(または代わりに支援先のコンサルを代行してくれる)を頂くことができるようになります。
③取得後の勉強の機会が多い
診断士に合格すると様々な研究会やプロコンサルタント養成塾(通称:プロコン塾)に参加する機会が得られます。
また、実務補習も良い勉強の機会となります。
研究会、プロコン塾、実務補習などで知り合う先輩・同期・後輩との繋がりや身に付くノウハウ・知見はまさに一生モノです。
VUCA時代を生き抜くにはリカレント学習(生涯にわたって教育と就労のサイクルを繰り返すこと)が重要と言われており、まさに診断士はリカレント学習に必要な要素が詰まっていると言えますね。
④転職・出世に有利
診断士資格の取得はサラリーマンの「キャリアアップ」にも役立ちます。
- 昇進
- 希望部署への異動(経営企画・新規事業開発など)
- コンサルティング会社への転職
これは有名な話ですが、金融機関ではそもそも診断士資格の取得が昇進の要件になっている場合もありますし、他にも私の知り合いの企業内診断士は経営企画や新規事業開発部署への異動が決まったりしています。
また、官民問わず、コンサルティング会社への転職の要件(というか推奨資格)として中小企業診断士資格が挙げられることも多くなってきました。
このように資格取得が何かとキャリアアップにつながることが分かりますので、何かしら自己啓発をしたいんだけど何をやれば良いか分からない、という方はとりあえず中小企業診断士を目指してみるというのもアリだと思っています。
⑤複業・起業のキッカケが掴みやすくなる
最後に取り上げたいのが「複業・起業のキッカケが掴みやすくなること」です。
いくつか理由がありますが、やはり一番大きいのが「最初の実務実績が作りやすい」ことです。
少しイメージして頂きたいのですが、実績も無い新人コンサルタントから営業をかけられた場合、中小企業の社長はどう思うでしょうか?
めちゃくちゃ不安ですよね。
まず、何ができるのかも分からないし、実力を表せる実績もない。
ただでさえ余裕のない中小企業としては「実績が十分にあり、課題解決に導いてくれる可能性が最も高いコンサルタント」からアドバイスを受けたいと思うはずです。
このことから分かる通り、よっぽど突出したノウハウがない限り最初のクライアントを探すのは死ぬほど難しいのです。
一方で、診断士資格を取得しておけば、先輩診断士・公的機関からの案件を受注しやすく、比較的容易くたやすく「実績・ノウハウ」が得られます。
個人的には、これが診断士資格の何よりの価値だと思っています。
正直、先輩診断士や公的機関からの受託案件は単価が低く美味しい仕事は少ないかもしれません。
ただ、実務経験を経て得られる実績やノウハウは何物にも代えがたいです。
実績さえ得られれば2件目、3件目の新規開拓営業のハードルはグンっと下がりますし、この積み重ねが独立・複業診断士としての成功に繋がるのです。
私の人生はこう変わった
ここからは私個人の事例を紹介したいと思います。
私の場合、診断士を取って以下の通り生活が変わりました。
- 診断士ネタでブロガーとして収益化
- 本業で新規事業開発部門に転籍
- Webマーケ専門診断士として週末起業
- デジタルマーケティングラボを発足
①診断士ネタでブロガーとして収益化
まず一番大きく変わったのはブログで収益化したことです。
ブログ収益化を目指そうと思うと、読者のためになる情報を提供し続けなければなりません。
普通の人はネタ切れで挫折してしまうことが多いのですが、私の場合、診断士受験生時にメモしていた「予備校テキストが解説していないけど重要な要素」を記事化することで比較的ネタに困ることなく収益化できました。
本質とはズレますが、読者に提供するネタを獲得できたことも「診断士を取得して良かったポイント」となります。
②本業で新規事業開発部門に転籍
また、本業で新規事業開発の部門に転籍することになりました。
エンジニアリング部門に在籍していた時から有志で事業開発もどきをやっていたのですが、当時は上申しても全くモノが通りませんでした。
しかし診断士受験で得た知識により頭が整理され、上申が通りやすくなったことから上司の目に留まったことが功を奏して本業として事業開発をするポジションに異動することになりました。
診断士に合格したことが直接効いた訳ではありませんが、診断士を目指さなかったら今の環境は作れていなかったと思います。
③Webマーケ専門診断士として週末起業
ブログがキッカケでWebマーケに目覚め、クラウドソーシング経由でWebマーケティング系の仕事を請け負うようになりました。
いわゆる週末起業というやつです。
最初はSEOコンサル、コンテンツマーケのディレクションを行っていたのですが、より上流の仕事がやりたくなり、今ではマーケ戦略やECモール立ち上げ支援を行っております。
Webマーケという分野は、中小企業から未だに胡散臭いと思われがちなのですが、中小企業診断士という資格をぶら下げて営業をかけるとかなり高い確率で成約に繋がることが分かり、改めて診断士資格を保有することの重要性を実感しております。
④デジタルマーケティングラボを発足
2021年1月より中小企業政策研のイチ研究会という位置付けでデジタルマーケティングラボを設立しました。
本研究会は「中小企業にデジタルマーケティングをもっと身近に」をモットーに中小企業のためのデジマについて研究する会であり、ありがたいことに現在66名の方々に参加頂いております。
診断士という共通言語がありながら、自分が勉強したい分野に共感いただき、一緒に切磋琢磨していける環境が構築できたのはこの資格を持っていたからであり、本研究会の設立は今のところ診断士資格を取得して最も良かったな〜と思う出来事の一つです。
今後の目標は参加頂いている皆様とデジマのノウハウを蓄積し、中小企業経営者の右腕となる仮想CMOを50人創出することです。
少しでも興味のある方はこちらの記事も読んでみて下さい。
まとめ
以上、本記事では「中小企業診断士を取ると人生変わるのか?」について述べさせて頂きましたがいかがでしたでしょうか?
「今後のキャリアを考えるとモヤモヤする」「本業以外の世界を知りたい」「自分の名前でビジネスがしたい」
診断士を受験する理由は様々ありますが、上記のいずれかに少しでもカスるようであれば、ぜひトライしてみて頂きたい資格です。
合格後の努力次第というのもありますが、資格を取っておけば人生を切り開くチャンスが得られるはずです。
ご質問ある方は是非コメント欄に書き込んで頂けると幸いです。
お答えできる範囲で答えさせて頂きます。
それでは、最後まで読んで頂きありがとうございました!