中小企業診断士について

中小企業診断士資格のコスパってぶっちゃけどう?【現役診断士が考察】

どうも、Webマーケター兼中小企業診断士のTomatsuです。

中小企業診断士の
受験生

中小企業診断士のコスパってぶっちゃけどうなのでしょうか?

気になる疑問ですよね〜。

ここ数年でコスパ(費用対効果)という言葉が急速に一般的になってきました。

コスパはもともとはビジネスマンによって投資効率を議論するために使われていた言葉です。

これが10年ほど前から若者言葉としてブレークし、例えば「普段のお買い物」や「人間関係」まであらゆる事柄の効率を示す用語として定着しました。

このように使い方は多岐にわたるのですが、コスパという指標で測られる対象には当然中小企業診断士資格も含まれます(「中小企業診断士 コスパ」というキーワードで月間260回も検索されています)。

あらゆる事柄を費用対効果という指標で測る「コスパ脳」に賛否はありますが、やはり多くの方々が気になるトピックスですよね。

ということで、本日は現役診断士として中小企業診断士資格のコスパについて考察したいと思います。

受験勉強の箸休めとして読んでいただければ幸いです。

中小企業診断士資格のコスパってぶっちゃけどう?

結論からいうとケースバイケースです。

おいおい、なんだよそれってなるかもしれませんが、これは至極当然です。

というのも診断士資格のコスパを分解すると

[コスト]
資格の取得に投じたリソース(時間・お金)

[効果]
資格取得後に求めるメリット(便益)

の二つに分解され、この「コスト」「効果」の捉え方は人によって異なるからです。

ものすごく要領の良い方であれば3ヶ月足らずで独学で合格される場合もありますし、苦戦される方の場合5年以上かけて取得される場合もあります。

また、資格取得そのものが社内の昇進要件で合格さえできれば良いという考え方の方がいる一方、長い時間を犠牲にして目指すんだから資格だけで食べていけるようになりたいと考える方もいるでしょう。

中には「私は中小企業支援に命をかけたい。だから何がなんでも中小企業診断士にならなければならない」というプライスレスな気持ちを持っており、どんな負担がかかったとしても資格取得を目指されている方もいるでしょう。

このように、コスパを論じるには、現在受験中のみなさま(または、これから受験を考えている方)にとっての「資格を取ることのメリットの期待値」と「コストの期待値」を天秤にかける必要があります。

中小企業診断士取得のメリットとは?

では、コスパの判断は各自に任せるとして、客観的にみた時の中小企業診断士資格取得のメリットはなんでしょうか?

現役診断士として考えられる要素をリストアップしてみました。

(注)ここでは資格を取得しなければ得られないメリットに限定しました。

  • 自信が得られる
  • 圧倒的な人脈が得られる
  • 出世・転職に有利になる
  • 独立・複業のきっかけが掴みやすくなる

自信が得られる

診断士を取得することの最大のメリットは単純に自信が得られることかもしれません。

中小企業診断士は他の独占業務がある士業と比べて、資格を持つことの必然性は薄いと言わざるを得ません。

しかし、資格を取得することが「あれ?俺意外とできるかも?モード」を発動させ、色んな活動の活力を引き起こすキッカケになることも間違いないです。

特に、私は現在、法人様複数社の顧問をやったり、70名が所属するデジマ研究会の主宰をやっておりますが、私のような冴えない一介のサラリーマンがこのような動きに出ようと思えたのも資格を持っていることが私自身の自信をブーストさせてくれたからです。

合格された多くの方がこの感覚を持ち合わせており、これから受験を目指される方もこの言葉を信じて突き進むだけの価値がある資格だとは思います。

圧倒的な人脈が得られる

また、診断士に合格すると、それまでの人生で考えられなかったほどバラエティに富んだ方々たちと知り合う機会が得られます

私も診断士になってわずか1年で「メディア・広告代理」「金融」「モビリティ」「EC」「テック業界」「他士業」など「考えうる全ての業界の人たち」とお会いすることができました

この機会が私自身をひとりのビジネスパーソン、ひとりの人間として幅を広げてくれたのは間違いないかと思います。

出世・転職に有利になる

診断士資格の取得はサラリーマンのキャリアアップにも役立ちます。

  • 昇進
  • 希望部署への異動(経営企画・新規事業開発など)
  • コンサルティング会社への転職

例えば、多くの銀行では診断士が奨励資格になっており、昇進に資格取得が必要になっているケースもありますし、多くのコンサルティングファームが近年中小企業診断士資格を推奨資格として挙げており、転職の際に有利に働くことが分かります。

キャリアに行き詰まっている人で何をやれば良いのか分からない。。。という人は診断士を目指してみるのも良いかもしれません。

独立・複業のきっかけが掴みやすくなる

診断士を持っておくと、研究会の先輩や公的機関からの受託案件を受けやすくなります。

これが個人の名前で仕事をする上で最も難しい最初の実績作りに繋がります。

ご自身のノウハウや営業力に自信のある方であればわざわざ診断士資格を持っている必要はありませんが、そうでない方はまずは診断士資格を取得するというのも良いかもしれません。

実績さえ得られれば2件目、3件目の新規開拓営業のハードルはグンっと下がりますし、この積み重ねが独立・複業診断士としての成功に繋がるのです。

中小企業診断士を目指すことのコストとは?

では次に中小企業診断士を取得するために費やさなければならないコストについてみていきましょう。

ここでは目に見えるお金もそうですが、その他の要素についてもピックアップしてみました。

  • テキスト・問題集・予備校・模試・本番の費用
  • 仕事への影響
  • メンタル面のダメージ
  • 勉強時間(機会費用)

テキスト・問題集・予備校・模試・本番の費用

まず一番分かりやすいのが受験にかかる金銭的な負担です。

テキストから予備校・模試までフルフルで含めようと思うとゆうに40万円は超えてきます。

  • テキスト・問題集(過去問含む):〜5万円
  • 予備校:〜30万円(複数年の場合もっと)
  • 模試:〜1万円(1次・2次で別)
  • 本番(1次):1万3千円
  • 本番(2次):1万7千円

また、複数年受験を考えている場合、支出はさらに増えるでしょう。

勉強時間(機会費用)

診断士試験を受験するか否かの判断が最も分かれるポイントはなんといっても勉強時間をどう考えるかでしょう。

というのも診断士に合格しようと思うと、1次・2次試験と合わせて1,000時間の勉強時間が必要になるからです(天才は別です)。

この勉強時間を他の自己研鑽の時間に充てた場合に得られるメリットとも天秤にかけながら受験を判断する必要があるでしょう(しかも診断士試験は合格が保証されていない)。

仕事・家族への影響

受験勉強中に意外に無視できないのが仕事・家族への影響です。

というのも診断士に合格しようと思うと、通常の人であれば1日2時間以上は勉強しなければなりません。

これが意外と体力やメンタルにきます。

仕事の効率はどう頑張っても受験勉強をしていない状態と比べると落ちますし、家族との関係性にも気を遣わなければなりません。

会社やご家族の理解を得ずして、スムーズな受験期間は送れないかと思いますので、その環境整備はしっかりしておきたいですね(これを考えること自体がまた負担なんですよね〜)

メンタル面のダメージ

受験期間中は知らず知らずのうちにメンタルにダメージを負うことになります。

私は自他共に認める豆腐メンタルの持ち主なので脇に置いておきますが、私の周りのメンタル強人の方々たちでさえ受験期間中は精神的にキツい状態を送っていたと聞きます。

というのも受験期間中は上述の通り、会社・家族のこともケアしながら受かるかどうかも分からない試験と向き合わなければならないからです。

また、本番が1年に1回しか行われないこともかなりメンタルに効いてきます。

本番前になると俺はアスリートか?ってくらい細心の注意を払って健康管理をしなければならず、受験勉強以外に気を使わないといけないことがかなり多いんです。

これらのことに耐えられない豆腐メンタルな方々はどうしても診断士じゃなければならない理由がない限り、もしかしたら受験を見送ったほうが良いかもしれません。

まとめ

以上、本記事では中小企業診断士資格のコスパについて考察させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

いろいろ述べましたが、コスパは受験生の方々ご自身の価値基準によって判断すべきであって、これだ!と思う考えに至ればそれは全て正しいのです。

なので、他人にいろいろ言われることもあるかと思いますが、ご自身の考えを尊重し、目標に向かって突き進んで頂ければと思います。

本記事が皆さまのお悩みにダイレクトにお答えできていれば嬉しいです。

もし、「この内容がよく分からない」「深掘りして欲しい」みたいなコメント・要望があれば是非コメント下さい。

可能な限り解答させて頂きます。

それでは最後まで読んで頂きありがとうございました。